日曜競馬 回顧

競馬


[フェブラリーステークス(G1)]



千米通過が60.1、前後半が47.9−48.5と淡々としたスローに
近い平均ペースでしたね。
先行馬が揃いましたが、やはり向こう正面で隊列が決まると、その後は
一団として馬群が進みましたね。 これはお約束的な展開です。
トランセンドはスタート後に注文を付けて先頭に立つと、他馬の目標となり
ながらも、力強いストライドで余裕を持って進みました。


ただ、直後や斜後ろからのプレッシャーを受けながらでしたので、あとは
他馬との関係よりも馬自身との闘いでしたね。
上がりが36.3ですので、中団〜後方を進んだ馬には苦しい展開でしたね。
ハッキリ言うと、その位置取りでは既に用無しです。
そこを後方直線一気!で、2着に上がったフリオーソは凄かったですね。
芝でのスタートで行き脚がつかず、慌てず後方待機策に腹を括ったデムーロ騎手が
最後は鬼脚を爆発させることに成功しました。
追えるデムーロマジック、いや、馬自身初めてのレース運びで戸惑うどころか
猛然と追い込む競馬を見せて、「こんな競馬も出来るんだ・・・。」って感じですね。
改めて、この馬の強さを再確認しました。 7億円ホースだけのことはあります。
スローペースを逃げ切ったトランセンドも強かったですけど、スローペースを
後方から追い込んで2着に上がったフリオーソの方が、その強さを見せ付けた
ような気がします。
セイクリムズンを除き、人気馬が上位入線したことで、時計以上に好勝負の
レースでしたね。
昨日からの凍結防止剤のおかげで、脚にまとわりつくダートになり、軽快な
スピード競馬ではなく、力とスタミナを要する馬場での競馬でした。
この組合せで1100円なら、文句もつけられませんね。
しかし、よく4桁配当になったものですね。
ただ、エスポワールシチースマートファルコンが出走しなかっただけに
上位2頭は、彼ら2頭に対して挑戦状を叩きつける一戦でもありましたね。