世界(人類)共通なんですかね

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『赤ちゃんの第一声はなぜ「パパ」「ママ」なのか』


赤ちゃんが生まれて初めて発する言葉は、往々にして「パパ」「ママ」だが、
異なる言語を話す国々でも、「パパ」「ママ」のように、連続する音を
組み合わせた言葉が多いという。なぜ世界の「パパ」「ママ」は似ているのか。
最新の研究により、赤ん坊の脳が反復音に反応することが分かった。


ブリティッシュ・コロンビア大学の研究員ジュディット・ガーベイン(Judit Gervain)氏が
率いるチームは、22人の新生児に反復音を含む言葉を聴かせ、その間に脳のスキャンを撮った。
反復音は、たとえば“mu-ba-ba” や“pe-na-na”などの造語で、その他にも反復音を含まない
“mu-ba-ge”, “pe-na-ku”などを聴かせた。
すると、赤ん坊たちの脳は、反復音に対して働きが活発になり、反復音ではない言葉に対しては
何の反応も示さないことが分かった。
これは、「ママ」「パパ」などの反復言葉が、赤ん坊にとって学びやすく、脳にもこのような
反復音を認識するシステムがあることを物語っている。


ガーベイン氏は、「世界中の多くの言語に、反復音が赤ちゃん言葉に使われているのは、
偶然ではないだろう。イタリア語では「パパ」と言い、ハンガリー語では「タタ」(お祖父さん)などがある。
今回の新生児の研究で分かったことは、つまり人間には母国語を認識し、効果的に学ぶシステムが
脳に出来上がっているということだ」と述べている。


この研究は、『Proceedings of the National Academy of Sciences』に掲載された。


→ http://jp.epochtimes.com/jp/2008/10/html/d85077.html