樫の女王 カワカミプリンセス

競馬

[オークス(牝馬優駿)G1]
予想もしなかったヤマニンファビュルの大逃げ(引っ掛かった?)でスタート。
G1の長距離戦、しかも府中でのこんな大逃げはやはりドキドキして楽しいもの。
道中はペース配分で間違いのないアドマイヤキッス(武豊)は後方待機、
その武豊をマークして安藤勝・キストゥヘヴンは進む。
アサヒライジングが事実上ハナを切る格好。
1400m通過ラップを見て、近年にないハイラップを確認。
桜花賞同様にキス・キッスで決まるかと思いきや ...。
結果的には道中、中団にいたカワカミプリンセスフサイチパンドラで決まる。
キス・キッスの両馬にとっては、府中の2400mで総合力(スピード・スタミナ・持久力)
勝負は明らかに厳しかった。 特にキストゥヘヴンは直線で脚が上がったもんね。
勝ち時計の2.26.2は、エイシンサニー(1990年)の2.26.1に次ぐ好タイム。
1957年のミスオンワード以来、49年ぶりの無敗のオークス馬誕生。


カワカミプリンセスは三石川上牧場の生産馬。
キングヘイロー(ダンシングブレーヴ×グッバイヘイロー)×母父シアトルスルー
実は世界的な好血馬なんだよな(笑)。
重賞初挑戦、前走スィートピーS、などから敬遠されたけど ...。
フサイチパンドラも元値は高い馬で、近走は冴えなかったけど
このくらいの仕事をしても驚くことはないよね。
アサヒライジングは、馬も立派ながら今年の柴田善臣は乗れてるね。
コイウタは心配したけど、右肩跛行だけで何よりですよ、ハイ。
2.26.2の時計で上がり36.2。 G1クラシックで厳しい競馬で強い馬が強い競馬をしたんだから
それを観られて幸せというべきか。
いい競馬でしたね。


西浦厩舎、本田騎手、三石川上牧場の皆さんに拍手!


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