日曜競馬 展望

競馬

[東京優駿 日本ダービー(G1)]


さて、日本ダービー、競馬の祭典なそうな。
何回も書いているけど、ダービーは3歳5月下旬(6月上旬)
における完成度を競う競馬です。当然、個体としてダービー
以降に成長曲線を迎える馬は、ダービー後が勝負になります。
なので個人的には、天皇賞などの古馬G1の方が見ていて面
白いですね。


ダービーのジンクスで面白いのが、「テン乗りはこない」で
すかね。いい事例が、2年前のサートゥルナーリアがテン乗
りで4着に沈みました。日本ダービーテン乗りで勝った馬は、
1954年のゴールデンウエーブが最後。以降はない。
呪術的ともいえるジンクスですね。今年は8頭いますが、あく
までもアタマはないということで、2、3着はあります。


本命は共同通信杯の走りを見て以降は、エフフォーリア。
そして皐月賞を見て以降は、確信に変わりましたね。
彼は弱い馬を負かしているのではなく、彼に負けた馬がそ
の後に重賞を勝っているように、強い馬を倒しているわけ
です。皐月賞を3馬身差以上で勝っている馬は、近年では
2頭しかいなくてナリタブライアンオルフェーヴルの、
言わずと知れた三冠馬ですね。


サトノレイナス。怖い。が、8枠16番で出遅れて、府中の
直線だけで "ダービー馬" になるのは少し虫が良すぎませんかね。
怖いのは馬ではなく、国枝調教師とルメール騎手。
この2人が同じ府中二千四百のオークスではなくダービーを選ん
だのが不思議。定年が近い国枝調教師がダービートレーナーの
称号が、馬主がダービー馬主の称号が欲しかったからか?ここの
ところは分りません。ダービーでも勝負になると踏んでの参戦だ
ということは間違いないでしょうけど。
けど、今まで女の子同士としか駆けっこをしたことがなく、重賞
どこかオープン未勝利馬なんだけどね。


穴の筆頭は、笑っちゃうほど人気急降下のアドマイヤハダル。若葉
ステークスの内容の再現なら、馬券圏内は十分にあります。
ステラヴェローチェも相手なりには走るので、目を拾うことは良い
でしょう。グラティアスの前走は外枠で出遅れて、4コーナーで
不利を受けての6着は、度外視でもいいでしょう。