安全保障を巡っては、「日本防衛への関与は絶対的だ」とし、米国の対日
防衛義務を定めた日米安全保障条約５条の沖縄県・尖閣諸島への適用を明
記した。さらに、「東シナ海の現状を変更し、尖閣諸島での日本の施政権
を弱体化させる一方的な試みに引き続き反対する」として、中国を強くけ
ん制した。
「日本防衛への関与は絶対的だ」の意味の裏には、日本人が日本を防衛努
力をすること、そして米軍が展開する際には米軍の味方として戦場に馳せ
参じて一緒に戦うこと、ではないかな。というか、それこそが世界の常識。
トランプ前米大統領も、この日米関係はおかしいと指摘しましたよね。
安全保障条約は決して一方的なものではなく、あくまでも相互的なもの。
一方的なものであれば、それは主従関係、宗主国と属国の関係ですね。
属国と揶揄されたくなければ、対新型コロナウイルス以上に、国家・国民
の祖国防衛に危機意識を持つことが必要。そして米軍が展開する際には、
積極的に軍事的な支援をすることも肝要。憲法でそれが出来ない？それな
らば、憲法を改正すればいいではないか、と日本人以外ならそう考えるで
しょうよ。１９４５年から７６年を経た２０２１年では、当時の常識が変
化しても当然のこと。法体系の根幹をなす憲法なら、時流に沿ったもので
あることが必要ですね。多くの日本人と野党・左派が主張する、平和憲法
を守れば日本も平和、という何の根拠もない空理空論を振りかざす姿は、
滑稽ですらあります。
知的職業に従事する米国人は、よくリップサービスを言います。心地よい
言葉にはつい騙されがちですが、英国でもない、アングロサクソンでもな
い、白人国家でもない国を防衛するために、なぜアメリカの若者が血を流
さなければならないのか？日本はアメリカを守ってくれるのか？という素
朴な疑問を呈されたら、何と応えたら良いのでしょうか。
