トランプ大統領が感染したままなら
「討論会をやるべきではない」
バイデン候補が指摘
米大統領選に向け、民主党のジョー・バイデン候補は、トランプ大統領が
新型コロナウイルスに感染したままなら「討論会をやるべきではない」と
語った。10月6日(現地時間)、AP通信が報じた。
バイデン候補とトランプ大統領の次の討論会は10月15日に予定されている。
バイデン候補は大統領と「討論できることを楽しみにしている」としつつ
も、「わたしたちは非常に厳格なガイドラインに従わなければならないだ
ろう」と話した。
「大統領が陽性のままなら、討論会をやるべきではない」とバイデン候補
は6日、報道陣に語った。
トランプ大統領とファーストレディーのメラニア夫人がともに新型コロナ
ウイルスの検査で陽性となったことは10月2日の朝、明らかになった。
トランプ大統領はウォルター・リード米軍医療センターに3日間滞在し、
検査や治療を受け、5日にホワイトハウスに戻った。
トランプ大統領の感染が判明して以降、ホワイトハウスの顧問スティー
ブン・ミラー(Stephen Miller)氏や大統領選のキャンペーン・マネジ
ャーのビル・ステピエン(Bill Stepien)氏、ホワイトハウスの報道官ケ
イリー・マケナニー(Kayleigh McEnany)氏を含め、多くの共和党関係
者の感染も分かっている。
他にも、大統領とここ数週間以内に同席した人々の感染が確認されて
いる。ニュージャージー州の元知事クリス・クリスティ(Chris Christie)
氏 ── 前回、バイデン候補との討論会に向け、トランプ大統領の準備を
手伝った ── も週末、検査で陽性となった。
9月に死去したルース・ベイダー・ギンズバーグ連邦最高裁判事の後任
として、大統領がエイミー・コニー・バレット(Amy Coney Barrett)
氏の指名を発表したホワイトハウスでのイベントに出席した元大統領顧
問のケリーアン・コンウェイ(Kellyanne Conway)氏や共和党のトム・
ティリス(Thom Tillis)上院議員も、感染が確認されている。
トランプ大統領の感染が判明した後、バイデン候補も新型コロナウイル
スの検査を受けていて ── 2日に2度、4日に1度、6日に1度 ── いずれも
陰性だった。
ペンス副大統領とバイデン候補が副大統領候補に選んだカマラ・ハリス
上院議員は7日に予定されている討論会に出席する見込みだ。感染予防
として、2人の間にはプレキシガラスの保護シールドが設置されるが、
科学者はこれでは新型コロナウイルスのエアロゾルを食い止めることは
恐らくできないだろうとBusiness Insiderに話している。
ペンス副大統領とカレン夫人はこれまでのところ、新型コロナウイルス
の検査で陰性だ。
治療を続けながら執務に戻ったトランプ大統領。まだ完治にはほど遠い
のでしょう。マスクを心掛けてCOVID-19 を遠ざけてきたバイデン候補と
粋がってマスクを着用せずに、ホワイトハウスにクラスターを巻き起こし
たトランプ大統領。さて、どちらが注意深く賢明なのでしょうか?
個人的にはトランプ大統領の再選を支持したいのですが、何かこの一件で
流れがバイデン候補に有利に運んだような気がします。
さて、残り1か月で、トランプ大統領の大逆転になる策や出来事はあるの
でしょうかね。