ハンコに変わるものは?

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河野行革相がハンコ使用廃止を要求
「できない場合は今月中に理由を」


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河野行政改革担当大臣が行政上の手続きではハンコの使用を原則廃止する
よう求め、できない場合はその理由を今月中に示すよう、各府省庁に伝え
ていたことがJNNの取材でわかりました。

 
23日に行われた「デジタル庁」創設に関する関係閣僚会議では、河野大
臣から行政の手続きに伴い必要とされるハンコについて、速やかに廃止し
たいとする考えが示されました。さらに河野大臣は各府省庁に対して、行
政上の手続きでハンコの使用見直しを速やかに行うこと、ハンコを必要と
する手続きおよそ1万1000件のうち役所が「廃止しない方針」として
いるものについては、その理由を今月中に示すよう求めていることが関係
者への取材で明らかになりました。

 
ある省庁の幹部は河野大臣からの通達が来ていることを認めた上で、ハン
コ手続き廃止に向けた「スケジュールを前倒しして、より加速する」など
と答えています。


news.tbs.co.jp


一体ハンコに何の効力があるのでしょうか。
会社の稟議書なら「私は内容を確認しました」程度ですね。
弊社では三文判でOKです。私は百円ショップの使い捨てのシャチハタ(?)
を使用しています。便利なもので訂正印も売ってますね。
ところで印鑑証明書って何なんでしょうか?私の中では長年に渡り意味不明
の状態が続いています。
役所に登録した印鑑(実印)を証明するために発行するものです。
この「実印」とやらがくせ者で、これを押すと本人が押したものとしての
効力が発生するそうです。私の場合、車を購入する際に、印鑑証明書を3通
ディーラーの営業担当の方に渡します。契約書などは全て実印を押します。
どうして実印以外の、例えば宅配が届いた際に押す三文判ではいけないので
しょうかね。実印だって印影があれば偽造なんてたやすいことでしょうに。
因みに私の実印は"三文判"です。高校の卒業式の際に配られたものです。
閑話休題
ハンコ文化に変わるものとして、河野大臣はIT化を推進するのでしょうが
現在の稟議書・企画書の類いに変わるものはあるのでしょうか。
実はこれがあるのです。弊社でも採用しているイントラネットというもの
ですね。出勤・退社・休日申請・給与明細などは既に電子化しましたが、
電子稟議書の類いは休眠状態。ほとんど誰も使わないし、使い方も危うい。
まさに河野大臣の目指すものですが、実は何でハンコ文化がなくならない
理由です。要するに稟議書・企画書の類いは、そのまま回すという手もあり
ますが、重要な案件や至急の案件は持ち回りで、資料を添付の上で1人一人
個別に説明して決裁欄に「分った!」とばかりにハンコを押して貰います。
これはヒューマンにしか出来ないことで、IT技術では出来るのかしら。
世の中には、電子化されたものではなくて、直接口頭で説明しなければ
出来ないものも多いはずですよね。
結論的には、ハンコ文化が悪いのではなくて、稟議書等を回す場合、必要
最低限の人に回すだけで相当合理化が出来ます。
河野大臣も大事な案件をイントラネットで送られるよりも、"直接、説明に
来い!" と言いませんかね。