日曜競馬 回顧

競馬

[天皇賞(秋)(G1)]


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いやぁ~、強かったですね、アーモンドアイは。
一番危惧したのは、アーモンドアイは元来、スタートがゆっくりな馬なので
16頭立て2番枠はどうしたものか。ゆっくり出たら他の15頭が2コーナー
に向かって殺到するので、アーモンドアイは後ろからか?という懸念を持って
いましたが、杞憂に終わりました。
2コーナーでは既に先行してましたからね。ずっと内を進んで、直線でアエロ
リットのインが空くのを見るや、あっという間に前にいた馬たちを抜き去って
いきました。最後は3馬身差の楽勝劇。
Cルメール騎手は自信を持って乗ったそうですが、休み明けで馬がトップポジ
ションではなかったことも、インタビューで答えてましたね。
余談ですが、パドックの様子をモニター越に見てましたが、いや、牝馬とは思
えない貫禄でした。後肢の踏み込みの深さと力強さ、前肢のさばきの軽さ、
パドックでは見栄えも1番でしたね。


で、サートゥルナーリアですが、アーモンドアイ、ダノンプレミアムに
アエロリットは完成した大人の馬です。それに対してサートゥルナーリア
はまだまだ子供でしたね。直線でアエロリットとダノンプレミアムに
挟まれる格好で併走していた時、多分、経験の無いことなので怯んだ
ように見えました。
パドックでも、馬体はいいのですが、後肢にかけての腹袋の線が細いと
いうか、まだ大人の体ではないように見受けました。
サートゥルナーリアは、まだまだ伸びしろと将来性がある3歳馬です。
今後の心身の成長を見守りましょう。


川田騎手によると、体質の弱さからダノンプレミアムは1度としてG1
では満足に走ったことがないそうです。才能・能力はお墨付きだけに
惜しいですね。
対してアエロリットも偉い馬ですね。まず崩れるということがありません。
いつでも自分の仕事はきっちりこなすタイプの馬です。


先のサンスポで、アーモンドアイの国枝調教師は、有馬記念には行かない
宣言を出しました。残念なことです。
恐らく、有馬記念のファン投票では1位になるでしょう。
香港カップにどれだけの権威があるのか分かりませんが、ドリームレース
である有馬記念を、あからさまに軽視するのは、余りに残念なことです。
ファンあっての競馬ではないのですか、と声を大にして言いたいですね。
海外なら国際G1・ドバイターフを勝っているじゃないですか。
今は秋の中距離G1戦線の天皇賞ジャパンカップ有馬記念の路線では
少し前までは3つ参戦が普通だったのですが、今は2つに絞って出走して
くるのが流行なようです。
有馬記念は競馬界のみならず、日本の歳末の名物行事にもなっています。
普段は馬券を買わない人も、有馬記念だけは買う人がいるでしょ。
ゆめゆめ有馬記念を軽視する風潮が広がらないことを望みます。