シナ幹部に礼儀など...(その2)

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エリザベス女王の発言の正しい解釈法



エリザベス女王の発言が注目を浴びています。
NHKのニュース報道を引用させてもらいます。


イギリスのエリザベス女王が去年、中国の習近平国家主席国賓として迎えた際の中国側
一行の対応について、「イギリスの大使に、とても失礼でした」と発言し、女王の異例の
発言として注目されています。



エリザベス女王はロンドンのバッキンガム宮殿で、10日に行われた園遊会で、去年10月
に中国の習近平国家主席国賓として迎えた際、警備の責任者を務めた女性警察官と会話を
交わしました。

 


この中で、警察官が「ご存じかどうかは分かりませんが、あのときは非常に大変でした」と
述べると、女王は「ええ、知っていますよ」と応じました。
そして、警察官が中国側の一行が打ち合わせの途中で、「もうやめだ」などと述べて出て
いったことに言及すると、女王は「大使に対して、とても失礼でした」と話し、調整に当
たった中国駐在のイギリス大使への中国側の対応を批判しました。


 

如何でしょうか?
中国嫌いの人なら、思わず喜んでしまうようなニュースです。
ただ、このNHKの報道ぶりは若干我々を誤解させるところがあると、私は感じました。
というのは、このNHKの報道だけで判断すると、如何にも女王が自ら中国側の対応を非礼
だと非難したように思ってしまうこと。そして、They were very rude to the Ambassador
と言った女王の言葉を「非礼だ」と訳したのは適当であったのかということ。
そして、話の相手を女性警察官としていること、という問題があるからです。

 


いずれにしても、具体的にどんな話がなされたのかを確認することが先決ですので、会話
の模様を再現します。



Official: Can I present Commander Lucy D'Orsi, Gold Commander when Chinese state visit
執事:警視長のルーシー・ドーシーを紹介させて頂いてよろしいでしょうか。
   中国の国賓が訪れた際の警備責任者です。


Queen: Oh bad luck
女王:それは運が悪かったわね。


Official: Who was seriously,seriously undermined by the Chinese but she managed to
     hold her own and remain in commandand  Her mother, Judith, who's involed
     in child protection and social work
執事:彼女は中国人一行から本当に心を傷つけられましたが、なんとか耐えて、指揮に
   当たったのです。彼女の母親のジュディスです。彼女は子供の保護と社会福祉の仕事
   に携わっています。


Mother: Yes, I'm very proud of my daughter
母親:はい、私は娘をとても誇りに思っています。


Official: You must tell, you must tell your story
執事:お話をして下さい。


Commander D'Orsi: Yes I was the Gold Commander so I'm not sure whether you knew but
         it was quite testing time for
ドーシー警視長:はい、私が指揮官をしていました。女王がご存知かどうかは存じませんが、
        しかし、試練のときだったのです。


Qween: I did
女王:知っていました。


Commander D'Orsi: It was err, I think at the point that they walked out of Lancaster
         House and told me that the trip was off, that I felt err
ドーシー警視長:それは...ランカスターハウスから彼らが出てきて、そして私に言った
        のです。旅行は終わったと。それで私は...


Queen: They were very rude to the Ambassador
女王:彼らは大使に対して、大変無作法な態度を取ったのでしたよね。


Commander D'Osi: They were, well, yes she was, Barbara was with me and they walked
         out on both of us
ドーシー警視長:そうなのです。バーバラ(英国の駐中国大使)は私と一緒にいたのですが、
        彼らは私たちを置き去りにして立ち去ったのです。


Qween: Eatraordinary
女王:突拍子もないことね。


Mother: I know it's unbelievable
母親:信じられないことです。


Commander D'Orsi: It's very rude and very undiplomatic I thought
ドーシー警視長:大変無作法で、気配りのある行為ではなかったと思いました。


 

さあ、如何でしょうか?
エリザベス女王が、自ら中国人一行は非礼だったと話を持ち出した訳ではないのです。
それに、非礼だとか無礼だとかと訳せば、自分が精神的にダメージを受けたという印象
が伴うのですが、女王は、彼らの行動は粗野だとか野蛮だとかと言いたかっただけだと
思うのです。

 

また、だからこそ、エリザベス女王が中国の習近平国家主席と握手する際も、手袋を外
さなかったのではないでしょうか。
失礼だというのであれば、国賓と挨拶するとき、手袋を取らないのも、失礼になるような
気がしますが、如何でしょうか?

 

英国人は、心の中ではどんなことを考えようと、表面的には笑顔を忘れず慇懃無礼に振舞
うことができるのです。これがgentlemanshipというものでしょう。
でも、これが原因で中国在住の英国大使は、いじめられるのではないでしょうか。


以上



http://klug-fx.jp/ogasawara/2016/05/12/025796.php


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腐っても鯛、とは失礼な表現でしょうが、落ち目に
あっても大英帝国、Ruler of the waves なんですね。
7つの海を支配した、かつての帝国。
その女王陛下に
「運が悪かった」
「大変無作法な態度を取った」
「突拍子もないこと」
と言わせたシナも相当ですな。
国際的礼儀など関係なし、国外でも国内の如く振る舞う、
お前らシナ人観光客よりも程度が低いんか。