上げてもダメ、下げてもダメ

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中国が抱える“巨大債務爆弾” 
たった1年で600兆円も膨れ上がっていた!



米連邦準備制度理事会FRB)が今月16、17日に開く連邦公開市場委員会(FOMC)で
政策金利の利上げを決定する。昨年秋の量的緩和打ち止めに続き、2008年9月のリーマン・
ショック後から7年間続けてきた事実上のゼロ金利政策を終了する。その対外的衝撃はどうか。



日本の株式市場は「織り込み済み」との見方が強いが、新興国市場のほうでは不安がくすぶって
いる。特に、あおりを大きく受けそうなのが中国である。

 


中国の株式市場は6月下旬の大暴落以降、当局による強権によって相場の底抜けを何とか食い止め
てきた。FRBは9月にも利上げする予定だったが、中国など新興国市場の動揺を考慮して決定を
先送りしたが、米景気の堅調ぶりからみてゼロ金利を続けるわけにいかなくなった。

 


中国のほうは、習近平国家主席が執念を燃やしてきた人民元国際通貨基金IMF)特別引き
出し権(SDR)構成通貨入りが実現した。その条件は元の変動幅拡大や株式など金融市場の
自由化だが、外国為替制度は当面、元をドルに連動させる管理変動相場制を続ける。
これだと米利上げとともに試練に直面する。




米利上げでドル高に向かう。ドル高はすなわち元高となり、中国にはデフレ圧力が加わる。
それを避けるためには、元を切り下げる必要があるが、するとワシントンから制裁を受ける
恐れが高まる。

 


共和党の大統領有力候補、ドナルド・トランプ氏は「中国は為替操作国」だとすでに非難しているし、
大統領選と同時に行われる議会総選挙を控え、議員の多くが反発しよう。

 


北京のほうも、元切り下げをためらわざるをえない事情を抱えている。元安となると、巨額の資本
逃避が起きる恐れがあるからだ。
現に、8月に中国人民銀行人民元切り下げに踏み切ると、大量の資金が流出した。

 


グラフは、中国企業(金融機関を除く)の債務と、企業向け平均貸し出し金利から製品出荷価格の
増減率を差し引いた実質金利負担の対比である。最近では、名目の貸し出し金利は4%台半ばで、
1年前の6%に比べて下がったものの、製品値下がりのために実質的な金利負担は急上昇してきた。
今の平均実質金利は11〜12%にも及ぶ。鉄鉱、家電、自動車、建設関連など中国の過剰生産
能力はすさまじく、製品価格は12年4月以降、前年比マイナスが続き、しかも減少幅は拡大する
一途である。





支払いが困難になっている企業は、金融機関に債務返済を繰り延べてもらうほか、追加融資を受け
ている。さらに社債など債務証券を発行して資金調達している。

 



この結果、債務は雪だるま式に膨れ上がっている。日本円換算でみると、14年3月に約1500
兆円だった債務残高は15年3月には600兆円以上増えた。外貨建て借り入れも増えており、
元を切り下げると、その分債務負担がかさむ。

 


まさに巨大な債務爆弾である。「国際通貨元」は中身ぼろぼろの「悪貨」なのである。




http://www.sankei.com/world/news/151212/wor1512120006-n1.html



切り上げもダメ、切り下げもダメ・・・。
糖尿病と結核を同時に患ったようなものか。
栄養を取ってもダメ、取らなくてもダメ、あとは・・・、ですか。
シナとしてはこれまで通り、管理された通貨としての元
がベストでしょうが、もう後戻りは出来ません。
自分勝手な通貨としてIMFのSDR通貨としての信用度が
ガタ落ちですからね。米国からも攻撃されるでしょうから。
ところで AIIB は何処にwww
何とも通貨の舵を切るのが難しい状況ですね。
さて、どうする?右にも切れない左にも切れない、真っ直ぐ進めば
丘に上がってしまいます。