日曜競馬 回顧

競馬


[エリザベス女王杯(G1)]



世界の名手がここ大一番で手痛いミスを連発してしまいました。
4コーナーから直線に出て、ライアン・ムーア騎乗のラキシスはインを突いたの
ですが、行くところ行くところ前の馬群が壁になってしまい、追い出すこともなく
11着に沈んでしまいました。
これはもう名手らしからぬ失敗でしたね。
オマケにこのミスが精神的に響いたのか、最終12Rでも圧倒的1番人気馬に
騎乗しても精彩を欠く騎乗ぶりでした。
ルメールやMデムーロの方が、コース及び日本の競馬に精通しているだけに、
これは結果論ですが、ラキシスはお手馬だったルメールに託すべきでした。
これは陣営の失策。
上手くいかない時は、おおむねこんなもの。
やることなすこと全てが後手に回ってしまいます。
そして全てが上手くいったのが、勝ったマリアライト
勝負どころから外に出し、直線では早めの仕掛けでゴールまで何とか凌ぎました。
蛯名騎手の大ファインプレーですね。重賞初優勝がG1、3歳戦では珍しくもないか。
ヌーヴォレコルトは岩田騎手がインを諦めて、外に出したのが結果的には吉と
出ました。インに入れたのでは、ラキシスの二の前ですから。
G1馬として恥ずかしくないレースぶりで、岩田騎手ともども誉めるに値する
善戦でしたね。