将軍も孤立無援(笑)

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中国タカ派将軍
「米国は中ロを接近させた。してはならない失敗だ」
討論番組で孤軍奮闘、他の出席者「違いますが」



中国戦略文化促進会の羅援常務副会長は17日放送の鳳凰衛視(フェニックステレビ)の討論番組に出演し、
ロシア・メディアによる「米国はウクライナ問題でロシアと、南シナ海の問題で中国との対立をエスカレート
させた」、「米国は中ロを接近させた。“自殺行為だ”」との論調に、ただちに賛意を示した。
ただし他の出席者は、「中ロ関係の現状」、「中ロが接近することの是非」などを考え合わせ、羅副会長の
考えを次々に否定した。羅援常務副会長は退役した解放軍少将であり、現在でも「タカ派将軍」と呼ばれている。



フェニックス・テレビが17日に放送した「一虎一席談」で、司会の胡一虎さんまず、ロシアでの報道を紹介。
「米国はウクライナ問題でロシアと対立をエスカレートさせ、アジアでは領土問題でフィリピンを力強く支援
するなどして、中国に強烈な不満をもたらせた」、「米国は中ロを接近させた。“自殺行為だ”」との論法を伝え、
「中国、ロシア、米国、日本、この4つの国が演ずる動きは従来通りなのでしょうか。新しいものになるとすれば、
どうなるのでしょうか」などと、出席者に尋ねた。

 

最初に発言したのは羅常務副会長で、中ロが接近したとの見方に対して「私はその言い方に賛成します。中ロの
関係ですが、われわれには共通の利益があります。同時に、われわれには共通の脅威があるからです」と主張した。

 

羅常務副会長の「中ロは接近している」との見方に対し、軍事専門家の邵永靈氏は「(現状でも)中ロはかなり
接近しています」とした上で、「これ以上接近することには賛成できません」と述べた。

 

中央科学院ロシア欧州研究所の鄭羽研究員も「軍事同盟という角度から言えば、現在のところ(中ロがさらに接近
することは)不可能ですね」と、はっきりと否定。

 

北京に本部を置く道紀忠華シンクタンクの日本法人に所属する庚欣研究員は「中ロ間には、深い歴史の経緯があります。
同時に現実の圧力もあります」などと言葉を選び、中ロの接近は「将来的には期待しています」と述べた上で
「ただし、それは盟友関係ではありません」と述べた。

 

米国で活動している王淵源氏は、「米国は中ロの関係について、大きな関心を持っています」と述べた上で、米国が
中ロとの対立を高めたが「それは自殺行為ではありません」と解説。

 

王氏は「米国には実際のところ、多くの盟友があるのです」と指摘した。「たとえば欧州では、主に北大西洋条約機構
NATO)を頼りにすることができます。アジアの主要な盟友は日本でしょう。韓国やフィリピンも含められます。
したがって、米国が孤立して(中ロの)二大大国に対抗するという構図にはならないのです」などと、世界情勢の複雑
さを説いた。

 

王氏はさらに米中関係についても「絶対に、互いに抑制しあうだけという単純な関係では、絶対にありません。両国関係
でも多くの協力関係があり、多くの接点があります。抑制というのは両国関係において、一部分としかなりえないでしょう」
と述べた。

 


王氏の見方に、邵永靈、鄭羽、庚欣の専門家3氏は特に異議を唱えなかった。一方、羅常務副会長は改めて「米国自身の
角度から見れば、米国は過ちを犯していないのだろう。ただし、傍観者である学者から見れば、私は米国は『兵家』が
強く戒めるところの、両面作戦をしていると認識している。2つのげんこつを相手にしているわけだ」と力説した。



→ http://news.searchina.net/id/1532848



羅援「これこれこうアル!」
A 「ちょっと違いますね」
B 「違いますね」
C 「そうではないです」
D 「それは間違いです」

こんな感じか(笑)。
中国の専門家は以外と現実主義なんですね。