首相、NATO演説で中国を名指し批判
安保法制見直し理解訴え
欧州6カ国を歴訪中の安倍晋三首相は6日午後(日本時間同日夜)、最後の訪問国であるベルギーの
ブリュッセルに到着。北大西洋条約機構(NATO)本部を訪れ、NATOの主要意思決定機関である
北大西洋理事会で演説した。
首相は「世界の平和のため、これまで以上に積極的な役割を果たす意思と能力がある」として、集団的
自衛権など安全保障法制の見直しに取り組む日本の姿勢に理解を求めた。
首相は安保法制見直しをめぐり、現行の憲法解釈の問題点を具体例を挙げて説明。こうした点について
政府の有識者懇談会で議論していると紹介し、「今後、世界の平和と安定のため日本はどのような貢献
をすべきか、そのためにどのような法整備をすべきか、政府方針をまとめたい」と明言した。
首相は自身が掲げる「積極的平和主義」について「揺るぎない平和国家としての歩みを礎に、これまで
以上に世界の平和と繁栄に強くコミットする」と説明。その上で、基本的価値観を共有するNATOは
「必然のパートナー」だとして、関係を強化する考えを示した。
また、アジア太平洋地域の安保環境は「一層厳しさを増している」と強調。
北朝鮮の核・ミサイル開発を「国際社会全体にとって重大な問題だ」と非難するとともに、中国に対しても、
名指しで「対外姿勢、軍事動向は国際社会の懸念事項だ」と指摘した。
中国の軍拡をめぐっては「内訳が明らかにされずに不透明だ」と批判。地域の不安定化を防ぐため、武器の
厳格な輸出管理や海・空の連絡メカニズムの早期運用開始を呼びかけた。
このほか、ウクライナ情勢について「力による現状変更は許してはならない。アジアにも影響を与える
グローバルな問題だ」と指摘。「全ての当事者が最大限の自制を発揮し、責任ある行動を取ることを強く
求める」と述べた。
首相は演説に先立ち、ラムスセン事務総長と会談した後、サイバー防衛や人道支援など日本とNATOが
重点的に協力する分野をまとめた「国別パートナーシップ協力計画(IPCP)」に署名。
首相は演説で、ソマリア沖アデン湾での自衛隊の海賊対処活動に関連し、IPCPに基づきNATOと
共同訓練を実施する方針を明らかにした。
首相は、理事会後の共同記者会見で、安保法制の見直しについて「(理事会メンバーに)われわれが何を
検討していくかということに理解もいただき、方向性に賛同してくれた方もいた」と強調。
ラムスセン事務総長は「日本がこのようなステップを取ることを歓迎したい」と述べた。
日本の首相がNATO理事会で演説するのは2007年の安倍首相(第1次内閣)以来となる。
→ http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140507/plc14050700490001-n1.htm
いいですねぇ、NATOでの演説で世界の問題児、中国と北朝鮮を名指しで批判。
欧州諸国は主に経済的利益を考え、中国の傍若無人さを見て見ぬふりをしてきま
したが、中国や北朝鮮には冒険的軍事的脅威があることを訴えました。
中国も習主席が先般、欧州諸国を訪問し、日本を名指しで批判したり、南京で
30万人を虐殺したなど法螺を吹きまくった後ですもんね。
国家のトップが嘘、捏造を他国に行って言いまくる、中国と韓国はバカです。
日本がNATOとの結びつきを深化させるのは、日本の利益にも繋がり、日本も
アジア諸国だけでなく、欧州との関係強化に努めるべきですね。