経世済民こそ真の経済

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中国7.7%成長、「途上国型」から抜け出せず 
リスク抱え「安定飛行」



中国国家統計局の馬建堂局長は20日の記者会見で、「中国経済は安定的に好ましい発展形態に向かっている」
と強調した。やみくもな高成長と決別し、上昇スピードを徐々に緩めながら安定飛行に移るとの“シナリオ通り”
の展開に満足げだ。



名目の国内総生産(GDP)で2010年に日本を追い抜いて世界2位の経済大国となった中国。
13年の名目GDPは56兆8845億元(約978兆円)と、現在の為替レート換算で日本のGDPの約2倍
に達する見通しだ。年率6%を下回らない中速度の成長でも20年前後には米国を追い抜いて世界一になる計算だ。

 

ただ、成長率は安定したものの「必ずしも健全な成長とはいいがたい」(丸紅経済研究所シニアエコノミスト
鈴木貴元氏)との指摘がある。日米欧など先進国型の安定成長に欠かせない個人消費よりも、公共投資や不動産価格
の上昇といった途上国型の体質から抜け出せずにいるからだ。

 

馬局長は会見で、13年のGDPに対する最終消費の寄与度は50%だったと述べたが、前年の51.8%からは
むしろ後退した。一方で資本形成(投資)の寄与度は前年を上回った。景気の失速懸念で昨年夏から、鉄道建設など
公共投資を再び加速させたことが背後にある。

 

公共投資が加速して資金需要が続くことで、銀行の簿外融資などグレーな「影の銀行(シャドーバンキング)」問題
は残され、不動産市況も上昇傾向が続くため、バブル崩壊リスクはいつになっても消えない。
大気汚染など環境問題も成長の足かせとなっている。

 

キヤノングローバル戦略研究所の瀬口清之研究主幹は、「権力をほぼ完全に掌握した習近平指導部が、いかに国内の
抵抗勢力を排して経済構造改革を進めるかがカギ」と話している。


→ http://sankei.jp.msn.com/world/news/140120/chn14012021500008-n1.htm


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経済=経世済民  
世の中をよく治めて人々を苦しみから救うこと。また、そうした政治をいう。
「経」は治める、統治する。「済民」は人民の難儀を救済すること。
「済」は救う、援助する意。「経世済民」を略して「経済」。
日本も不動産バブル時代は、不動産は値下がりしない神話を何ら疑問も持たずに
土地を担保としたバブル経済の頃がありました。
そしてバブルが崩壊して、立ち直るまで10年以上の歳月がかかりました。
さて、シナはどうでしょうか。公共投資により経済成長のようですが、公共投資
には無くてはならないのが財政出動+当該物件に投資する債券です。
国債、地方債、社債などがこれに当たります。主な資金需要はこれで賄います。
さて、シナのバブル経済は何時まで続くでしょうか。
潤っているのは沿岸の大都市部だけで、地方では経済成長の恩恵はありません。
また、中共幹部による、それも地方と都市部の賄賂は当然の如く行われています。
年間の暴動は20万件と推計されています。
単純にGDPでの経済比較は、もう古くなっていると思います。
経世済民、世の統治と国民経済(ミクロ)の安定、成長などがこれからの指標
になっていくような気がします。