土俵際、残ったか?

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東証大引け、反落 米緩和縮小懸念で一時1万3000円下回る



20日の東京株式市場で日経平均株価は反落した。終値は前日比230円64銭(1.74%)安の
1万3014円58銭だった。19日まで開いた米連邦公開市場委員会(FOMC)後の会見で、
バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長が量的緩和政策の縮小に対し、従来より踏み
こんだ内容に言及。これまで世界的な株式相場の上昇の一因だった緩和マネーの市場への
流入が細るとの懸念から売りが広がった。
きょうのアジア各国・地域の主要な株価指数が全面安となったことも響いた。



株価指数先物売りが増えると、日経平均は下げ幅を広げ、取引時間中としては2日ぶりに
1万3000円を割り込む場面があった。米量的緩和縮小による新興国景気への悪影響も懸念
された。インドの売り上げが多いスズキが6%安と下げが目立った。

 

6月のHSBC中国製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値は48.3と景気判断の分かれ
目となる50を2カ月連続で下回った。ファナックなど中国関連銘柄が一時下げ幅を拡大した。

 

一方で、米長期金利上昇に伴う日米金利差拡大観測により、円相場が下落し、輸出株の押し
目買いを誘った。日経平均は1万3100円台まで下げ渋る場面がみられた。

 

東証株価指数(TOPIX)は5日ぶりに反落した。業種別TOPIXは33業種中28業種が
下落した。「不動産業」、「鉱業」、「その他金融業」の下げがきつかった。東証REIT
指数は続落した。

 

東証1部の売買代金は概算で2兆2962億円、売買高は28億5760万株。東証1部の値下がり
銘柄数は68%に当たる1168、値上がり銘柄数は465、変わらずは79だった。

 

トヨタ、三菱UFJファストリが下げた。一方で、三井住友FG、マツダ富士重が上昇
した。材料が出た銘柄では独ボッシュを電池事業で提携すると発表したGSユアサ、
「電力小売事業に参入する」と一部で伝わったKDDIが上げた。

 

東証2部株価指数は5日ぶりに小反落した。朝日インテク、M2J、ニフティが下げる一方、
日精機、不二サッシが上げた。



→ http://www.nikkei.com/markets/kabu/summary.aspx?g=DGXNASS0ISS16_20062013000000




FOMCを受けたドル高の流れ継続、ドル円一時97円台乗せる


20日東京市場では、FOMC明けの動向が注目されるなか、引き続きドル高基調が維持
されている。ドル円は取引序盤に96円台前半に調整される場面があったが、午後には
97.18レベルへと再び上昇、FOMC後の高値を更新した。
ユーロドルは1.32台半ばへと軟化、前日安値を割り込んだ。
ポンドドルも1.54台前半へと水準を下げている。
米10年債利回りは一時2.37%台へと上昇、一段と水準を上げている。
各国との金利差拡大がドル高を支えている面もみられた。
クロス円はドル円相場につれた動き。ユーロ円は128円台、ポンド円は149円台を中心に
午前は下押しも、午後には高値をつける振幅相場だった。


→ http://www.gci-klug.jp/fxreview/2013/06/20/019325.php



昨日のダウは、予め薄々と感じていたのか。FOMCとバーナンキ議長の
量的緩和政策を徐々に縮小、来年には終了、それも米国の経済指標などに
よるとの発言の割には、ダウの下げは200ドル程度でダウ30種は
15,000ドル台は楽勝で維持。
今日の東京市場もNY市場の余波を受け、過剰流動性の縮小に伴い資金の
株式市場への流入先細り懸念で、230.64円安の13,014.58円
と、下げましたが終値で13,000円台を維持しました。
現在、金利差拡大により1ドル=97円半ばです(16:05)。
このまま円安傾向が続けば、輸出関連株にとっては追い風ですね。
また、昨今のアジア株の下げ傾向もあって、投資資金が日本に向かうことも
あり得ますね。これも支援材料です。
あとは市場心理が好転するかどうかでしょう。