中国 「この川で20分以上泳いだら300万円あげるよ」
「汚染された川で泳げば３００万円」
故郷愛する企業会長が環境当局に“挑戦状”
【新華網】中国浙江省杭州市の企業の会長である金曾敏氏は１６日、自身のブログで、浙江省瑞安市
環境保護局の局長に対し、「瑞安市内を流れる汚染された川で２０分以上泳ぐことができたら、
２０万元（約３００万円）を支払ってもいい」とする「挑戦状」を突きつけた。
金曾敏会長は春節（旧正月）に瑞安市に帰郷した際、昔はきれいに澄んでいたこの川の水が汚染
されていることを発見した。両岸にある住宅区に、家族経営のゴム加工工場や靴工場が混在し、
家庭排水と一緒に工場の廃水や未処理のゴムが川へ垂れ流されていることが原因だった。
これに対し、瑞安市環境保護局の局長は、環境保護局は工業ゴミの処理に対して責任を負うが、
この川の汚染物は生活ゴミに属するため、法律上、職責はないと回答した。ただ行政機関として、
同局は関連の調査を迅速に実施し、金光村村委員会に河川に流入する生活ゴミに対する処理を要求した。
環境保護局がこの川に対して環境評価検査を行うかどうかとの質問について、同局長は「そういった
計画は今のところない」と答えた。
→ http://www.xinhua.jp/socioeconomy/photonews/334324/
