もう限界のようです

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不信任可決へ「マジック7」点灯 
首相所信表明 夕暮れの「明日への責任」



野田佳彦首相が所信表明演説で「明日への責任」と繰り返すたび、野党席の野次は強まった。
赤字国債発行のための特例公債法案で野党に共同責任を迫りながら、約束した「近いうち解散」に
触れないのだから無理もない。
臨時国会が開幕した29日、新たに2人が民主党に離党届を出し、内閣不信任決議案可決へ
「マジック7」が点灯した。首相の明日は見えない。



首相は20回も「明日への責任」と言い、年内の衆院選を迫る野党を挑発した。
「政局第一の不毛な党派対立に逆戻りするのか、やらなければいけないことに結論を出せるのか。
最大の試金石が特例公債法案だ。政治的な駆け引きの材料にする悪弊を断ち切ろう」

 

先の通常国会で法案を廃案に追い込んだのは首相だが、その責任を忘れたかのような発言に自民党
席からは「あんたが辞めればいいんだ」「解散しろ」と罵声が飛んだ。

 

首相は「お茶の間や職場で聞いている主権者」に「政局を優先する政治」の監視を求めた。
世論を味方に付けようという意図を鮮明にしたといえる。

 

党内の離党予備軍への配慮も強くにじませた。環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に関しては
「推進する」との表現にとどめ、鳩山由紀夫元首相が掲げた「新しい公共」に初めて言及した。

 

もっとも、党の崩壊は止まりそうにない。28日の衆院鹿児島3区補欠選挙での推薦候補敗北に続き、
29日には熊田篤嗣水野智彦衆院議員が離党届を提出した。
すでに杉本和巳氏が離党届を出しておりあと7議席減れば与党が自力で不信任案を否決できなくなる。



執行部は2人の引き留めに必死だった。山井和則国対委員長は26日、熊田氏の事務所を老舗和菓子店
の羊羹を手に訪ねた。本人にも会えず、むなしくその場を後にした山井氏は熊田氏の秘書にこう言い残した。
「議員バッジにこだわりたい気持ちはわかるけれど、ちょっとなあ…」

 

首相も29日夜から衆院当選1回生議員約100人との懇談を開始。この日は約20人を公邸に招いて
会食し「緊迫した状況だ。結束して一つずつ課題を乗り越えよう。力を貸してほしい」と呼び掛けた。

 

それでも、熊田、水野両氏が加わる「減税日本」、橋下徹大阪市長の「日本維新の会」、石原慎太郎
東京都知事が結成する新党など第三極の選択肢は民主党に愛想を尽かしている議員たちには魅力的だ。
石原新党」を結成するたちあがれ日本平沼赳夫代表は29日、複数の与党議員が新党への合流を
打診していることを明らかにした。

 

「夕暮れ時。一日の仕事を終えて仰ぐ夕日の美しさに感動し…」

 

所信表明での首相の感傷的な言葉に議場から失笑が起きた。自民党小泉進次郎青年局長は皮肉った。
「『夜明け』とか『朝日を迎える』なら分かりますが、『夕暮れ時』ですか。離党が続くことも、演説と
ピッタリですね」



→ http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121030/plc12103000420003-n1.htm



もはやこれまで、と観るのが正解でしょう。
沈みゆく船からは脱走者が続出。当然の成り行きですね。
政権交代!”から今まで、民主党政権
1.鳩山の脱税、故人献金、特亜親交。
2.菅の余りの無為無策(漁船衝突、東日本大震災など)。
3.野田に代わって少しはマシになったかと思えば、
  既に党内は分裂状態。小沢一派は集団で離党。
マジック7だそうですが、潜在的な離党希望者は多いはず。
だって、街中のポスターや名刺には「民主党」の文字を
消している人がいるなんて聞くと、さもありなん、って
感じでしょうか。