もういいよ・・・

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胃ろうなど人工栄養中止可能に、医学会が指針


日本老年医学会(理事長・大内尉義東大教授)は27日、高齢者の終末期における胃ろうなどの
人工的水分・栄養補給について、導入や中止、差し控えなどを判断する際の指針を決定した。

 
指針は医療・介護関係者向けに作成されたもので、人工栄養補給を導入する際は、「口からの摂取
が可能かどうか十分検討する」などと指摘。さらに、胃ろうなどの処置で延命が期待できたとしても、
本人の意向などにそぐわない場合、複数の医療関係者と本人・家族らが話し合った上で合意すれば
差し控えが可能とした。

 
人工栄養補給を開始した後でも、苦痛を長引かせるだけの状態になった場合などは、再度、話し
合って合意すれば、栄養分の減量や中止もできるとした。

 
医療側に対しては、患者側が適切な選択ができるよう、情報提供することを求めている。

 
国内では近年、口から食べられなくなった高齢者に、おなかに小さな穴を開け、管を通して胃に直接、
栄養分や水を送る胃ろうが急速に普及。
認知症で、終末期の寝たきりの患者でも、何年も生きられる例が増えた。
一方でそのような延命が必ずしも本人のためになっていない、との声が出ていた。


→ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120627-00001056-yom-soci


これは難しい問題です。
胃ろうを装着する場合は、嚥下障害で喉で飲みこむ動作が
難しくなり、誤嚥(→肺炎)を避けるための措置が多いですね。
本人は認知症を患ってたり、寝たきりの場合多く、胃ろうなどの
措置の判断は家族がすることになります。
多分、多数派は家族にとっては1日でも長く生きて欲しいため
装着には前向きでしょう。
家族が、胃ろうなどを拒否する場合は、患者を死なすことに
なりますので、余程の理由か全くの無責任のどちらかですね。
でも・・・、もし認知症の方が判断出来ると仮想すれば、恐らく
「もういいよ…。」と装着を拒否するかもしれませんね。