甘ったれ東電にお灸をすえよ

競馬

『T−山本の短機損機』
何を考えているのか


 今日の朝日新聞朝刊に、東京電力が他社の原発から電力を買う「購入電力料」
を、毎年1002億円ずつ支払うことが判明したという記事が掲載されていました。


日本原子力発電東海第二発電所茨城県)と、東北電力女川原発宮城県)、
東通原発青森県)から電力を長期間買う契約を結んでおり、2008年度には2
社から計106億キロワット時の電力を買い、計1千億円を支払ったそうです。し
かし、12〜14年度は購入電力がゼロになる見通しにもかかわらず、固定費とし
て1002億円支払うそうです。何とも理解に苦しむ話です。


 この固定費には、2社の原発施設の減価償却費や修繕費、役員や社員の給料
などのほか、広告費や地元自治体への寄付金などまで含まれているそうです。
おまけに、東日本大震災で被災し、修繕費や点検にかかる費用がふくらんだた
め2億円増額されたとのこと。


 この費用が発電原価に含まれているというのですから、何をか言わんやです。
もしこの費用を除けば、電力料金の値上げ率は今の10.28%から8%台へと小さ
くなるそうです。当然このような費用計上が認められる道理はありません。


 ついこの間も社員のボーナス3年分を原価に乗せていることが判明したばか
りです。何でもかんでも原価に上乗せし、そこから利ざやを確保すればこんな
楽な経営はありません。競争のない世界に慣らされた電力会社の発想と、世間
の一般常識とのギャップに改めて驚かされます。徹底的に彼らの眼を覚まさせ
ることを、電気料金審査専門委員会や、今回就任する社外取締役の方々に求め
たいと思います。


→ http://www.traders.co.jp/


http://www.youtube.com/watch?v=H4QTNnse4f8:movie,w600


しかし、東電は役所体質と言われていますが、役人以上に
図々しい奴らですな。
公務員の給与は国会や自治体での審議・議決が必要ですが
東電は何気に料金の上乗せして賄うようです。
平常時ならそれでもいいでしょう、しかし血税1兆円を
注ぎ込み、更になんやかんやと国や自治体の出費はかさみます。
東電にはお灸を据える必要がありますね。