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なぜ世界は日本を支援するのか


東日本大震災が起きたのは、米国から帰任して約1カ月後だった。海外が日本の未曽有の災害をどう受け止めたか。
以来、このことを伝えることが、自分にできる仕事と思ってきた。

 
150を超す国や地域が日本への支援を表明した。なぜ、世界はこんなに日本に親切なのか。
英紙フィナンシャル・タイムズは、日本のこれまでの海外への援助や技術提供を挙げ、「日本は受けるに値する」
と指摘した。

 
だが、それだけでは説明がつかない。個人レベルの自発的な寄付行為も数え切れないからだ。
米国では11歳の女の子が近所を回って約54万円の寄付を集めた。台湾の人々は1人当たりで世界最多の義援金を提供した。

 
バージニア州アーリントン郡立タカホ小学校は「日本アニメの夜」と題したチャリティーイベントを(6月)3日、
開催する。父母たちの発案で企画され、宮崎駿(はやお)監督の「崖の上のポニョ」を鑑賞し、合わせて募金もする。

 
記者の長男と長女がお世話になった学校でもある。私たちも何かできないか。
息子と娘が通う文京区立根津小学校と掛け合い、クラスに折り紙を折ってもらった。
ささいなモノが数ドル、あるいは数十ドルという米国人の寄付に変わる。海の向こうの被災者支援活動に参加しよう。
子供たちにそう呼びかけた。段ボール2箱の折り鶴や割りばし鉄砲が集まり、先日米国に郵送した。


この催しを通じて、分かったことがある。日本が、私たちが思う以上にさまざまな国の人々に身近な存在であることだ。
米国にいたときは、中国などと比べ、日本への関心が低下していると感じていた。
しかし彼らは、アニメや日本食などの「ソフトパワー」を通し、日本と日本人をちゃんと感じていてくれたのである。
その親近感が、募金活動を楽しく盛り上げているようだ。
チラシには「座布団を持ってきてね」などと書かれ、子供たちはイベントに先立ち「タカホはジャパンを助ける」
という合言葉が掘られたバンドを作って学校で販売した。
「1個1ドルで150売ったよ」。5年生の友人オーブリー君は、自慢げに息子に話していた。

 
それでもなお解けぬ疑問がある。海外の人々が苦難に直面したとき、私たちひとりひとりは、同様にやさしい手を
差し伸べることができるだろうか。


→ http://sankei.jp.msn.com/world/news/110602/amr11060221150009-n1.htm


東日本大震災の被災者への義援金を集め、ジャカルタ日本大使館
訪れた地元小学校の2年生児童ら=13日(共同)



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