日曜競馬 回顧

競馬

[優駿牝馬オークス)G1]



千米通過が60.7、前後半が72.9−72.8→2.25.7
二千四百米のレースで前後半のペースが0.1しか違わない平均ペース。
(12.9 - 11.2 - 11.8 - 12.4 - 12.4 - 12.2 - 12.8 - 12.2 - 12.5 - 11.8 - 11.5 - 12.0)
どの脚質の馬でも展開の有利・不利はありませんでした。


中でも駄乗ぶりが目立ったのがマルセリーナの安藤勝騎手でしたね。
やや出負け気味で後ろに下げたのは仕方ありませんが、少々馬の力を過信していた
ようでしょうか、3コーナー・4コーナーと大外に出し過ぎましたね。
これがディープインパクトや全盛期のナリタブライアンならまだしも、
紙一重で力上位の桜花賞馬にとっては、辛いコース周りになりましたね。
その中でも、同じく出遅れたホエールキャプチャは3着ですが、一応、格好は
つけてくれました。
マルセリーナも後方大外から追いこんで来ましたが、それもラスト1Fで
脚が上がってしまいました。
勝ったエリンコート(後藤騎手)と2着のピュアブリーゼ(柴田善騎手)は
人気のない分、自分の競馬に徹することが出来ました。
直前からの雨で、少し滑る馬場を考えれば、逃げて2.25.7で走った
ピュアブリーゼは強い競馬で立派でした。
勝ったエリンコートは中団を進み、馬群の真ん中を割って突き抜けました。
エリンコートも初コース・初輸送をクリアして、最高の状態で出走出来たのは
陣営の勝利ですね。
最後の切れ味はデュランダル産駒ならではの末脚だったのでしょう。
スピードと折り合いに底力が試される結果になりました。
まだ3歳の5月です。 まだ見せたことのない、披露されていない隠れた能力が
発揮されると、往々にして競馬が力通りでも、馬券は荒れる傾向はよくある事です。
まぁ、そんなところでしょうか。