日曜競馬 展望

競馬

[ジャパンカップ(G1)]


騎手だけを見ると、どこのG1レースなんだと勘違いしそうなメンバーが
集まりました。
仏組ではお馴染みのペリエルメール、スミヨンにボニア、
それにデムーロにムーアなどの参戦もあり外国人騎手が12人と
外国馬の出走8頭よりも多いんですね、これが。
それに日本からは武豊、安藤勝巳に内田博幸と、“くらべ馬”よりも
色々な意味で騎手の腕比べの方が楽しみですね。
直線坂下からの攻防戦は、今からワクワクしそうです。


外国人騎手の騎乗で、今まで見せなかった潜在的能力をフルに発揮
させて激走する馬もいるかもしれません。
個人的には今年一番衝撃を受けた豪脚の持ち主・エリザベス女王杯
であるスノーフェアリーの出走辞退は実に残念です。
今年参戦する外国馬は、どれもG2クラスの馬ばかりでJRAの
プレ・レーティングでも113〜118と、ブエナビスタの121
ナカヤマフェスタの127よりも明らかに格下ですね。
優勝賞金2億5千万円、1ドル84円換算でも約300万米ドルの
レースにしては、余りに貧弱です。
賞金もそうですが、“アゴ・アシ・マクラ”付きでも、この程度の馬しか
集められなかったのは、ジャパンカップの存在意義すら問われかねません。
外国馬の中では格上と思えるジョスアツリーが勝ったカナディアン国際
ステークス(加G1)は、例年になく低レベルだったそうです。
今年は日本馬の上位独占になるでしょう。
ダービーの1着から3着馬まで揃った3歳勢ですが、ダービー自体が
平凡なレースで、かつ今までジャパンカップを勝った3歳馬は
エルコンドルパサージャングルポケットのみ。
皇帝・シンボリルドルフすら負けています。
今年参戦する3歳馬が、エルコンにジャンポケクラスの馬かどうかは
少し疑問ですね。
一番魅力なのが前走で33.6の鬼脚で突っ込んできたペルーサですが
如何せん、出遅れ癖が難です。
安藤騎手が2週に渡り出向いて稽古をつけているのですが・・・。
◎は府中G1を3戦3勝しているブエナビスタ
これまでの通算成績も[8・4・3・0]と、まず崩れませんね。
調教もゴム毬の如く弾けてました。 人気でも軸は不動です。
馬券は馬連
16−(2・6・7・8・10・11・14)
余り買いたくないヴィクトワールピサオウケンブルースリですが
ギュイヨンとルメールの騎乗で、侮れない存在になりました。
ナカヤマフェスタはロンシャンの深い芝と重馬場での激走後なだけに
ほんの少し評価を下げました。勝ってもおかしくはないのですが。




[太秦ステークス(OP)]


ダート千二にしては、強力な逃げ・先行馬が不在で有力処は後ろからの
差し・追込み馬ばかり。
ならば先行力のある馬から入るのが筋でしょう。
◎アースサウンドに期待します。
レベルの高い3歳牝馬勢ですが、夏の新潟から馬が一変したかのような
充実ぶりを評価したいですね。
1200勝騎手になった福永騎手も2度目の騎乗ですので、ここは上手く
操ってくれるでしょう。
馬券は馬連
10−(2・4・6・7・9)