実は孤立からの脱却作戦!?

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北朝鮮砲撃、専門家はどう見る


朝鮮半島情勢に詳しい専門家はどう見るのか


■後継体制を軌道に乗せる狙い


軍事アナリストの小川和久さんは「北朝鮮側から山を越えて反対側の、民間人が住む地域を
狙って砲撃している。
原野や山林ではなく、住宅地を攻撃していて、敵意の強さを感じさせられる」と話す。
その砲撃の狙いを「2012年の金日成氏生誕100年に向け、金正恩氏による後継体制を
軌道に乗せるための行動の一環」と分析した。

 
北朝鮮では、核兵器の開発につながりかねないウラン濃縮施設の存在が確認されたばかり。
「対外的には核開発が本気だと示し、米国を対話のテーブルにつかせようと意図している
のだろう。国内では、強い指導者を望む軍部から正恩氏への支持確立をもくろんでいる」。
小川さんは北朝鮮が内外に向けて発した二つのメッセージを読み取った。


■米国意識した「高度な戦略」

 
「今回の砲撃は十分予想できた」と話すのは、朝鮮半島情報誌「コリア・レポート」の辺真一
編集長だ。砲弾が着弾した大延坪島(テヨンピョンド)は黄海上の軍事境界線に近く、
北朝鮮との間で海上ではこれまでも銃撃戦が繰り返されてきた。

 
「昨年11月にも銃撃戦があり、北朝鮮は報復を宣言していた。この海域での軍事演習を
見過ごせば、メンツにかかわると考えたのだろう」

 
一方で、「高度な戦略」も感じている。
実力行使で緊張を高めることで朝鮮戦争の休戦協定を平和協定に移行させ、米国との国交正常化
につなげようという意図だ。
オバマ大統領のもとで6者協議が一度も開かれず、今年3月の韓国哨戒艦の沈没事件で韓国との
関係が悪化したことも後押ししたとみる。
「極めてリスキーな勝負だが、後継体制への移行を前にして、金正日総書記が経済的苦境と
外交的孤立から抜け出そうと必死なのだろう」


■日韓、冷静な対応を

 
北朝鮮事情に詳しいジャーナリストの石丸次郎さん(アジアプレス)は「北朝鮮のペースに日本
や韓国がのれば、東アジアでミニ冷戦を引き起こしかねない」と心配し、冷静な対応が必要と訴えた。

 
朝鮮半島の西側は中国が主導権を保っていたい海域。韓国や米国と北朝鮮が対立を深めれば、
中国もバランスを保つために北朝鮮に肩入れせざるを得ない」とみるからだ。
「資金も国際的信用も無い金正日政権は弱体化している。後継体制を確立するのに必死だ」と分析。
「日本も韓国も、世論は強硬姿勢になるだろうが、日韓は北朝鮮と関係を絶つのではなく、
かかわりながらコントロールする方法を協調して考える必要がある」と話した。


→ http://www.asahi.com/international/update/1123/TKY201011230480.html


まぁ北チョンもこれ以上の挑発はしないでしょう。
ホントに戦争になった場合、空腹の兵士に時代遅れの兵器を手に
米韓相手にどれだけのことが出来るのでしょうかねぇ。
そもそも戦時のための資金は北チョンにあるの?
それだからこそ、今や“貧乏国のお手頃お安い兵器” たる核兵器
インドを始め各国で開発・装備されるのでしょうけど。
そしていざ “その時” になったら、手下の兵士らが日頃の欲求不満を
爆発させ、その怒りの矛先が金王朝に向かわないとも限りません。
シナも難しい舵取りになりますね。
余り北チョンに肩入れするのは、シナ自体の国際的信用を落とし
かねませんから。