粛清の嵐が吹き荒れる!?

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遺恨!報復!もはや“虚党態勢”民主分裂は必至


菅直人首相が民主党代表に再選された。2週間の激しい選挙戦は幕を降ろすが、
これでノーサイド・挙党一致とはなりそうにない。
中傷・スキャンダル合戦などで、所属議員らは疑心暗鬼に陥り、菅陣営と小沢一郎前幹事長
の陣営との亀裂は深まるばかりだ。
今後、報復や粛正人事が行われるのは必至で、党分裂が現実味を帯びてきた。

 
小沢一郎の息の根を止める。側近らもさらし首だ」(菅陣営中堅)
「一気に世代交代だ。小鳩(小沢氏と鳩山由紀夫前首相)の時代は終わった」(同若手)
代表選の最中、菅陣営からはこんな発言が漏れた。
選挙後の焦点は「菅首相が挙党態勢を築けるか、否か」だが、とてもそんな雰囲気ではない。

 
菅首相は2日の公開討論会で「私は一貫して『適材適所で全員が参加できる態勢』と言ってきた」
と述べ、挙党態勢の構築を掲げているが、人事は相当難しい。

 
挙党態勢の構築には、小沢氏を要職で起用することが不可欠だが、菅首相は「脱小沢」「反小沢」
を掲げる仙谷由人官房長官野田佳彦財務相前原誠司国交相らに担がれており、小沢氏を
「カネとポスト」を握る幹事長では起用できない。

 
一方、小沢氏も実権のない名誉職などを提示されても妥協はできない。

 
政策的な違いもある。菅首相は消費税増税も視野に入れた「財政規律」重視を掲げ、小沢氏は
円高・株安を意識して「積極財政」で独自姿勢を見せた。


そして、最大の対立点となりそうなのが、「官僚主導を続けるのか、否か」だ。

 
菅首相は就任後から、政権交代の目玉だった国家戦略室を役割縮小させ、来年度予算の概算要求で
「一律10%カット」を打ち出した。
これらは財務官僚の振り付けとされ、小沢氏は代表選で一貫して「菅政治=官僚主導」と批判し続けた。

 
加えて、中傷・スキャンダル暴露が、両陣営に深い亀裂を生んでいる。

 
代表選告示(1日)前から、小沢氏が代表・幹事長時代の組織対策費疑惑や、菅首相の軍師である
仙谷氏の事務所費疑惑、小沢氏に近い青木愛衆院議員の不倫疑惑などが、続々と炸裂した。

 
このため、内閣改造・党役員人事に合わせた「粛正リスト」も、ささやかれ始めている。
名前が挙がるのは、小沢氏支持に回った原口一博総務相山田正彦農水相樽床伸二国会対策委員長ら。
そして、究極の粛正候補は、小沢氏自身だ。

 
政治評論家の浅川博忠氏は「ここまで激しい代表選をやると、シコリや亀裂は簡単には解消できない。
焦点は、菅首相が人事で挙党態勢を組めるかだ。
将来、小沢陣営が党を割ることもあり得る。政党助成金の配分を考えると、年末にもあるかも。
自民党公明党、他の野党も巻き込んだ、政界再編につながる可能性は十分ある」と語っている。


→ http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20100914/plt1009141653007-n2.htm


正々堂々スポーツマンシップに基づくようなノーサイドは求めるだけムダであって
代表選挙後に残ったのは遺恨及び報復・粛清人事。 
まぁ党を二分して政策論争からスキャンダル合戦までエスカレートしただけあって
シコリは残りまくりでしょう。
勝てば官軍、負ければ賊軍の意味を、小沢派は骨の髄まで知ることになるでしょう。
“選挙に強い”小沢氏も、9月1日まで出馬するか否かを迷っていただけに、
流石に選挙対策が後手に回った感じですね。
山岡賢次川上義博など積極的に小沢に出馬を促し神輿に乗せた“なりすまし野郎”
どもは問答無用に沈めて閑職に追いやるがよろしい。