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参院選7月11日投開票 政府、会期延長しない方針


鳩山政権は20日、今国会の会期を延長せず、6月16日で閉会する方針を決めた。
会期末まで1カ月足らずとなっていることから、郵政改革法案や労働者派遣法改正案など重要法案を
絞り込み、成立に全力を挙げる。
この結果、参院選の日程は6月24日公示、7月11日投開票となる方向だ。

 
鳩山由紀夫首相は20日、首相官邸民主党輿石東参院議員会長と約1時間にわたって会談。
米軍普天間飛行場沖縄県宜野湾市)の移設問題や国会運営などをめぐって意見交換し、
会期延長しない方針で一致した。
公職選挙法によると、参院選は「閉会日から24日以後30日以内に行う」とされている。

 
また、小沢一郎幹事長はこの日、支持団体との会合のため島根県を訪問。
松江市内で連合島根の幹部と会談した際、参院選の投開票日について
「11日かどうかは今後の国会論議や政局次第で分からないが、一応順序通りにいけば11日ということに、
今のところなっている」と語った。

 
会期延長しない方針を固めた背景には、普天間移設問題をめぐって日米共同声明を取りまとめるなど、
政権として区切りがつくとの判断がある。
また、小沢氏が政治資金問題で衆院政治倫理審査会で弁明する考えを表明。
予定通り国会を閉会することで、参院選に向け局面転換を図り、選挙態勢を整える狙いがある。

 
6月16日に国会を閉じることで、国家戦略室を局に格上げすることを柱とした政治主導確立法案や、
官僚答弁禁止や副大臣政務官増員を盛り込んだ国会改革関連法案などの今国会での成立は断念する方針。


→ http://www.asahi.com/politics/update/0520/TKY201005200551.html