日曜競馬 展望

競馬



[安田記念(G1)]


今年で59回目を数える、伝統のマイル戦・安田記念
早速、過去10年の傾向ですが、連対20頭を見ると
4歳馬 7頭 
5歳馬 4頭 
6歳馬 5頭 
7歳馬 4頭
と、確かに高齢馬活躍の先入観もありますが、実は4歳馬が1番ですね。
初の58キロをモノともせずに頑張ってます。
因みに、牝馬の連対はスイープトウショウウオッカのみです。
そして、香港からの遠征馬の活躍も目立ちます。



また、『府中の千六紛れ無し!』とは、誰でも知ってる競馬格言ですが、
肝心の府中千六G1戦である安田記念では、何故か当てはまりません。
1番人気馬の優勝はなし。 連対は11年の希代の名馬・グラスワンダーのみ。
3着すら15年のローエングリンのみです。


過去10年の馬連の配当金ですが
最低は11年のエアジハード vs グラスワンダー の650円。
3桁配当はこの年のみです。
10万馬券を含む万馬券5回、4桁配当といえでも2,030〜5,800円までと
何かと取り難い結果となってます。
馬連平均配当金18,823円
まさに荒れ放題、“府中の千六紛れだらけ”の感もしますね。


さて、今年はどうでしょうか。
馬場は明日の安田記念の時には、恐らく良に近い稍重か良馬場でしょうね。
しかし、パンパンの良馬場は望めず、また芝自体も荒れ気味ですね。
コンゴウリキシオーローレルゲレイロが引っ張るペースですので
馬場を考えれば平均ペース程度でしょうか。
ホームストレッチでは、今日は外が伸びましたが、乾けば差は無いでしょう。
勝ち時計は、1.32.8 〜 1.33.4 を想定します。


さて、今年の安田記念ですが、前年度と一昨年度のダービー馬が出走します。
しかも、日本競馬史上の残る昨年の天皇賞(秋)で死闘を演じた2頭です。
ウオッカはドバイでは実力は発揮出来ませんでしたが、前走ヴィクトリアマイルでは
正に格の違いを見せつける圧勝劇を演じました。
ディープスカイ産経大阪杯で休み明けで初の59キロを背負い、僅差の2着です。
そして春の大目標である安田記念宝塚記念を虎視眈眈と狙いをつけてきました。
まるで昨春の NHKマイルC → ダービー を彷彿させるローテーションですね。


“荒れる安田記念” といえども、調教も良かったこの2頭が凡走する、
また、それを期待するのは、ちょっと考え難いですね。
まぁ、元から“荒れる”を前提に馬券を買うのならまだしも、出走馬の特性・実力・実績に
近走成績と調教などを予想の礎にする買い方をするならば、とてもこの2頭は外せません。
ただ“3強の争い”の場合は、概ねその3頭の中で決まるのですが、
“2強の争い”の場合は、往々にしてどちらかがコケる傾向が強い気もしますが・・・。


ここはやはり◎ウオッカと○ディープスカイの一騎打ち勝負が見てみたいものです。
スーパーホーネットは、G1ではチト足りないことを何度か露呈してますからね。
馬券は3連複
(3・6)−(3・6)−(2・5・9・13・17)
後はアブソリュートリザーブカードが穴で一考でしょうか。