日曜競馬 展望


[阪神ジュベナイルフィリーズ(G1)]


 土曜日の中日新聞杯は、珍しく快心の的中!3連単3連複は、そこそこの配当となりました。でも、ここで満足・安心していてはなりません。日曜日の競馬に繋げていかなければね。
 昨日、JRAカード会員の指定席ネット予約をしました。勿論、12月28日(有馬記念)と1月4日(中山金杯)の中山競馬場ですよ。当たるといいなぁ、いやホントに。



 日曜日には、いや既にしょうか、阪神の雨予報が少し気になりますね。日中は晴れるのですが、午前中には傘マーク。
 馬場がいいだけに、さほどの影響はないと見ます。
 28年ぶりの重賞勝ち馬不在の阪神ジュベナイルフィリーズ。 過去10年を振り返っても、錚々たるメンバーの馬名が見て取れます。2歳だけではなくその後の古馬戦線でも活躍していた馬たちですね。
 また昭和の馬券オヤジの回顧ですが、過去のこのレースで一番印象的なのはスティンガーでしょうか。名伯楽・藤沢和雄調教師が、赤松賞を勝っての連闘での競馬でしたが、見事に差し切ってくれました。あと、偶然、競馬コンシェルジュでも話がありましたが、アインブライドが勝った時ですね。今日、中日新聞杯を勝ったフルキチこと古川吉洋騎手が鞍上で、確か、単勝1,300円くらいだったかな。

  


 う~ん、鞍上が来年に調教師になる藤岡佑介でなければ、来年には定年を迎える牝馬国枝栄調教師が送り出すヒズマスターピースを考えていたのですが、好調の荻野極騎手でもよかったんじゃないかな。G1で初の長距離輸送の関東馬テン乗りは、感心しません。調教にすら騎乗していませんから。
 重賞ウイナーがいないならば、◎アランカールが人気になるのは、まぁ、そうなのでしょう。
 新馬戦・野路菊ステークスを千切って勝っていますからね。ただ、やはり気になるのは出遅れ癖ですね。18頭立て、偶数枠は良いのですが、4番枠から出遅れられたら、苦戦は必至でしょう。京都の外回りコースはその形態から4コーナーから直線に入ると馬群がバラけますが、阪神の外回りはバラけません。経験した2戦とも少頭数で出遅れて最後方からの競馬です。大物感はあるのですが、もうスタートのみでしょう。



 相手には、ヒズマスターピース、重賞戦線で活躍してきた末脚確実なタイセイボーグ、武豊騎手がスピードで押し切れるかマーゴットラヴミー、坂井瑠星が手綱を取るアルバンヌ。
 アルテミスステークスでは勝った馬には離されましたがミツカネベネラ、前進気勢が強いわけではないスターアニス新馬戦の勝ち方は良かったスタニングレディ、ファンタジーステークス2着で経験値がモノを言えばショウナンカリス。



 あぁ正直、書きながらでも思っていたのですが、最終判断はパドックと馬場状態を見てからになりそうですね。もし、日和るとしたらタイセイボーグからになりそうです。でも、こっちも西村のテン乗りなんですよねぇ、なかなか難しい一戦になりそうです。

土曜競馬 展望


 高校時代の初恋の女性と心ならずも別れなければならなかった男は、苦闘の青春を過ごした後、警察官となった。男の前に10年ぶりに現れたのは学生時代のライバルだった男で、奇しくも初恋の女の夫となっていた。刑事と容疑者、幼なじみの2人が宿命の対決を果すとき、余りにも皮肉で感動的な結末が用意される


 最近は、新刊本を読むのではなくて、嘗て読んで、ほどよくストーリーと結末を忘れている本を読んでます。
 この本は、1993年に文庫化して、2008年に買って読んだ本です。
 東野圭吾著書のミステリーは、そう内容を忘れることはないのですが、この本はすっかり忘却の果てに記憶が過ぎ去っていました。
 やはり面白いですね。「そういう結末なのか ...!」って感じです。


 あとは、過去に読んだこんな本も、ストーリーは薄っすらと覚えているのですが、再読した価値はありました。
 東野圭吾本の中でも、この2冊は是が非でも、お薦めしたいところです。


[中日新聞杯(G3)]


 寒い一日でした。北風が強く、こんな日に外回りの仕事は堪えますよね。
 外気は寒くても、財布は暖かくしていたいものですね。


 さて、難解な中日新聞杯に果敢にチャレンジ。
 近年、好相性なアンドロメダステークス組の◎シェイクユアハートから入りたいですね。
 中京は(1・2・1・2)、芝二千は(3・7・4・4)と、コース・距離適性を重視します。
 相手は、中京好者のファミリータイム、ジューンテイク、レッドバリエンテにリフレーミング
 距離適性でシンハナーダ、素質馬ヴィンセンシオ、好調・丹内騎手と左回りでマイネルモーント、頑張れ!柴田善臣騎手でピースワンヂュック。

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チャンピオンズカップ(G1)]


年末になり、また年度末をも見据える今日此の頃、仕事を終えて疲れて帰宅して、入浴後に一杯やりながらの楽しみの一つは、2025年のロサンゼルス・ドジャースポストシーズンを振り返ることですね。
 勿論、全戦結果は分かりきっているのですが、それでも全く飽きませんね。これはドジャースワールドシリーズを連覇したからの楽しみであり、勝てなかったら、こうはならなかったですね。
 大谷翔平、山本由伸に佐々木朗希の活躍もそうなのですが、ポストシーズンでは打撃がイマイチでしたが、ムーキー・ベッツの野球力というか、守備力はメジャーの内野陣では抜けている気がしますね。



 フォーエバーヤングにミッキーファイトの出走はありませんが、まずまずの好メンバーが揃いましたね。
 このレースは牝馬の成績が良くないのですが、好枠を引いて先行する◎ダブルハートボンドに期待します。
 ダートは中央場所に限れば6戦6勝、牝馬路線を歩んできましたが、前走でその不安は一掃ですね。中京も3戦3勝です。全てのレースで手綱を取っている坂井瑠星騎手に託します。



 相手は、前走が見事だったルクソールカフェ、ウィルソンテソーロ、メイショウハリオの古豪陣。
 ナルカミは、同世代の重賞では強いのですが、過去10年で、古馬と一戦も戦わずに馬券に絡んだ馬は、2年前のドゥラエレーデ(芝G1馬)だけですね。世代別に考えれば、一番強いのは4歳世代でしょう。
 芝千八のG2を3勝しているシックスペンス、前走は馬場が向かなかったアウトレンジ、前が早くなりそうで末脚が活きればサンライズジパング牝馬ながらもサンビスタと同じ臨戦過程でテンカジョウ。

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鳴尾記念(G3)]


 あぁ、師走競馬の始まりですね。
 中央場所は変わらず、中山・阪神
 有馬記念まで、馬同様に全力で駆け抜けるのみですね。
 そろそろ有馬記念の指定席争奪戦も始まります。
 今年は、ザ・ロイヤルファミリーの影響で、JRAカード会員ではない一般の抽選が、一層激しくなるのかもしれません。
 JRAも、にわか有馬記念ファンに媚びることなく、1年を通して馬券を買い続けたファンを大切にして欲しいものですよね。そのヘンを忖度した抽選にして下さいね。


 春から秋、いや冬開催になり、コースも内回り二千から外回り千八になりました。
 過去10年のデータは使い物にはならず、予想も心機一転です。
 開幕週だけに、ペース次第ですが、時計は早くなりそうですね。
 前に付けられて、終いの末脚を使える◎グランヴィノスに期待します。
 前走は同枠の馬に先着を許しましたが、ペースと騎手の腕の差であり、悲観することはなく、今度は1キロの差があります。オーナー縁の血統でもあり、川田将雅も今度こその意気込みでしょう。
 相手は、勿論オールナット、大阪城ステークスが秀逸だったデビットバローズ、前走で切っ掛けが掴めたらウエストナウ。
 京都外回り千八カシオペアステークス組のナムラエイハブとショウナンマグマ、阪神に良績はないも先行してどこまでのニホンピロキーフ、白百合ステークスだけ走れば絶好調厩舎の3歳センツブラッド。

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ジャパンカップ(G1)]
 

来年、JRAは国際競争体系を全面的に見直します。
詳しくは、関連ウェブサイトをご覧ください。
ジャパンカップは、優勝賞金5億円にJRAが指定する凱旋門賞などのG1レース
を勝ってきた馬が制すると、500万米ドルが上乗せされまして、そうなった場合
1着賞金額がサウジカップに次ぐ世界2位になります。
ジャパンカップは、国際招待競争です。
受託・参戦馬は、いわゆる顎足枕付きなのですが、近年は海外、特に欧州勢から
有力馬の参戦が見送られています。
日本の堅い馬場が敬遠されていることに、カランダガンを連れてきたグラファール
調教師によると、
・馬場が欧州よりも堅く、馬の脚に負担
・場内の厩舎からパドックへと含めて、レースまでに馬が歩く時間が異様に長い
東京競馬場の大きなスタンドに大観衆の大歓声
・欧州にはない巨大なオーロラビジョン
などなど、ジャパンカップは、欧州勢の観点からすると、ハイリスクなレース
だということです。馬に相当なストレスだそうです。
なるほど、それはそうなのでしょう。
個人的に付け加えるならば、ジャパンカップを勝っても、種牡馬価値は上がらない
という事もありますね。
1995年のような欧州勢からの有力馬攻勢は、もう観られないのかもしれません。
その年の凱旋門賞で、エルコンドルパサーに競り勝ったモンジューも見せ場なく
破れましたよね。モンジュー種牡馬としても成功しましたよね。
JRAにしてみれば、今年のジャパンは是が非でも、カランダガンに勝って欲しい
ところです。欧州の年度代表馬が、またしても勝てないとなると、幾らJRAが
賞金を上げても、欧州からの有力馬の参戦は見送られる公算は、かなり高いでしょう。


今年のジャパンカップは、◎マスカレードボールにしました。
この時期になっても2キロを貰うのは、やはり有利で、東京コースが合いますね。
ただ、単勝オッズは3.5倍程度が適切でしょう。
内から
ジャスティンパレス、クロワデュノール、カランダガン、ダノンデサイル、
シンエンペラー、ドゥレッツァにタスティエーラですね。

土曜競馬 展望


[京都2歳ステークス(G3)]


月曜日の東京スポーツ杯2歳ステークスよりも、面子が揃った感じですね。
一昨年はシンエンペラーが、昨年はエリキングが勝ち、出世レース化なのでしょう。
秋の京都開催も最終週になり、馬場は内側の傷みが目立ちますが、先週の
マイルチャンピオンシップの時計を考えれば、やはり高速馬場でしょう。
が、過去10年の勝ち時計が、2分を切ったのは1回のみです。
やはり、道中での折合い重視なのでしょう。


まだ馬場が傷む前とはいえ、紫菊賞をレコードと同タイム1:59.3で駆けて、
団野の継続騎乗も好感の◎サトノアイボリーから入ります。
武豊メイショウソラリスが作るペースは、恐らくスローでしょうが、そこは慣れた
芝二千の力比べになれば、武豊が作るペースで追い出しのタイミングさえ間違え
なければ勝機も十分にあると観ます。
余りに上がりだけの競馬になりそうなら、自分から動いていけばイイのです。
末脚勝負よりも、二千の自力勝負に持ち込んで下さい。
団野らしい強気で押せばイイのです。
母馬のホエールキャプチャは、ヴィクトリアマイルでアッと言わせたことは
よく覚えていますよ。
その倅ならば、現時点での低人気を嘲笑うが如きの激走を期待します。
相手は1、3、5番枠を除く7頭でしょう。

中央競馬 展望

   
東京スポーツ杯2歳ステークス(G2)]


ウォーターリヒト、先団後ろから、あの競馬が出来るなら、今迄は何だったんだよ?
ずっと追いかけていたのに…。


東京スポーツ杯、2歳重賞ではG1レースに匹敵する、クラシックが展望出来る
重要なレースですね。
過去10年、新馬勝ち15頭、未勝利勝ち4頭、オープン・重賞組11頭ですね。
人気は4億円馬のダノンヒストリーで、新馬戦の内容は、この中に入れば秀逸
でしょう。59.8ー34.8と、ドスローではない競馬らしい勝ち方でしょう。
が、調教がどうなのか?2歳未勝利馬(馬なり)を相手に、一杯に追っても脚色が
劣った内容が気になりますね。陣営のトーンも上がっていませんしね。
ライヒアドラーは、いくら何でも芝千八で前半66.0はどうなのよ?
ならば、新馬戦勝ち組で未知の魅力で◎テルヒコウでも、勝負になるのではないか。
何たって、ブリーダーズカップクラシックを勝った騎手と厩舎ですよ。
今年の日本馬の文句無しのMVPコンビに賭けるのも、一興ではないでしょうか。


相手はダノンヒストリー、ライヒアドラーサレジオ新馬戦勝ち組、
未勝利戦勝ち組からは、横山典弘コッツォリーノ、ローベルクランツ、ルメール
パントレナイーフ、応援している杉原誠人のラストスマイル。
前走サウジアラビアロイヤルカップで1番人気だったゾロアストロまで手広く
流します。

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マイルチャンピオンシップ(G1)]


先週に続いて、江戸・長崎ではありませんが、福島記念でのイングランドアイズ
松若の最後方ポツンの騎乗は?捲ってくるかとの期待も虚しくそのまま流れ込む…。
何なんだよ、その騎乗は?
まぁ、その福島での仇は、淀で取返しましたが。


毎年書いている気がしますが…。
マイルチャンピオンシップ、これほどリピーターが多いレースはないのではないかな?
しかも、G1レースですよ。
過去10年、リピーターは実に6頭、前年に3着以内の馬が翌年来なかったのは
たったの3回のみです。
また、過去10年では前走は全て重賞かつ掲示板を外していた馬は、たったの1頭。
秋のマイルチャンピオンを決めるに相応しい戦績が必要ですね。


さて、今年はG1馬が6頭揃い、マイル路線のチャンピオンを競い合います。
中でも抜けているのは、やはり◎ジャンタルマンタルでしょう。
着外は香港遠征で、直線で不利を受けた1回のみです。
朝日杯フューチュリティステークス
NHKマイルカップ
安田記念
での勝ち方は、秀逸の一言ですね。マイルG1では無双状態ではないでしょうか。
皐月賞を好走したにも係わらず、マイル路線に切り替えた陣営の慧眼。
この馬は昨年は出走してませんが、今年と来年のリピーターになる可能性は高いと
考えます。


相手には、そりゃソウルラッシュでしょう。淀外回り千六は、外枠は悪くありません。
ルメールアスコリピチェーノ、ガイアフォースも当然侮れません。
昨年3着以内で、逃げるであろうウインマーベルとエルトンバローズの先行力。
敵距離かどうかもレーベンスティール、ラヴァンダの充実度、オフトレイルの前2走
を観れば直線での末脚比べになれば、出番もあるでしょう。
前走スワンステークス2着でこの人気なら、15ー18のワイドも一考か?

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福島記念(G3)]


昔は、福島三冠といいまして、福島記念七夕賞に今は無き父内国産馬限定の
カブトヤマ記念というのがありまして、全てがハンデ戦で、まぁそれはそれで
面白かったものです。福島古馬三冠馬は、いたっけかな?
思い出すのは、何年前かな、メジロライアン産駒のウインブレイズカブトヤマ記念
福島記念を連勝して、翌年の七夕賞は惜しくも2着だった記憶がありますね。
兎に角、福島は走った馬でした。


ここは、前走のチャレンジカップと同斤なら◎イングランドアイズから入ります。
偶数の内枠はいいですね。好枠を活かして先行して欲しいものです。
原禮子オーナーは、生産にも手を出してるんだ!?
相手には、ニシノティアモ、エコロヴァルス、シリウスコルトの勢いと力量。
横山典弘の奇策がハマればアラタですが、昨年の覇者であり、過去4年で3回も
当レースで馬券に絡んでる珍しい馬ですね。
穴目ならば、オールカマーではお世話になったリカンカブール、逃げるバビット
この距離なら多少の出遅れもタイムトゥヘヴン、鉄砲駆けで福島が合うパレハまで。

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エリザベス女王杯(G1)]


江戸の仇を長崎で討つ、ではありませんが、府中の仇は淀で取らして頂きました。
やはり岩田康誠を、信じたのが間違いでした。
まぁ、全然大した配当ではありませんが…。


 

中山専用馬なのか否かは、このレースでハッキリ分かる◎レガレイラです。
3歳牝馬にして有馬記念を勝ち、オールカマーでは貫禄勝ちを収めたのは周知の事実。
この相手に負けるとしたら、輸送と馬場がやっぱり合わないという事ですね。
牝馬の能力を測る手段として、強豪の牡馬とどれだけ競い、結果を残したかです。
この馬本来の力を出せば、まず負けないでしょう。


流石にG1だけあって、過去10年では前走が重賞以外の馬は、昨年の2頭のみ。
ハードルは決して低くはありません。
相手には、エリザベス女王杯と相性抜群のクリスチャン・デムーロ起用の
リンクスティップ、やや格上挑戦ながらココナッツブラウン、リーディング杉山厩舎が
送り出すオーロラエックス。


短期免許外国人騎手なら6戦オール馬券圏内カナテープ、杉山厩舎のもう1頭で
逃げるエリカエクスプレス、前走の決め手比べは度外視でセキトバイーストの先行力。
右回りならコースを問わない安定感でフェアエールング、1勝馬の身ながら
強運を持っている藤田晋オーナーのボンドガール。