
[共同通信杯(G3)]
春のクラシックを展望する最重要トライアルレースの一つである共同通信杯。過去10年の複勝圏内30頭を見ても、錚々たるメンバーですね。ダービーあるいはNHKマイルカップまでに、東京競馬場を経験させたい陣という陣営の表れでもあるのでしょう。
現時点では、ラヴェニューが支持されているようですが、さてどうなのでしょうか。新馬戦の勝ち時計が、クロワデュノールの東京スポーツ杯2歳ステークスの勝ち時計1:46.8を上回っていること、後続に決定的な5馬身差をつけたこと、末脚もそこそこ切れたことが支持を受けている理由ですね。しかし、今日のクイーンカップでのモートンアイランドを考えると、やはり重賞の壁と言いますか、新馬戦が見所あるにせよ1回しか実践を経験していないことは、決して強みではなく、いきなりの相手強化では十分に力を発揮できないことがあります。過去10年では6頭が新馬戦からの臨戦で複勝圏に入っていまして軽視は禁物ですが、勝った馬となるとジャスティンミラノ(皐月賞・日本ダービー2着)とダノンベルーガ(その年の皐月賞・日本ダービー・天皇賞(秋)・ジャパンカップで掲示板入着)クラスの活躍が見込める馬ですね。
リアライズシリウスは先行力はあってもジリっぽい末脚だし、ホープフルステークスを勝ったロブチェンは人気薄での制覇であり、賞金的には菊花賞までは十分で、あくまでも府中を経験させるための参戦っぽいし、葉牡丹賞をレコードで勝ったサノノグレーターですが、葉牡丹賞は8週空いた5回中山の開幕週の開催であり、意外と葉牡丹賞組はその後の活躍が見込めません。2着のポルフュロゲネトスは同舞台の京成杯を惨敗、3着オブラプリーマは次のゆりかもめ賞7頭立ての6着です。何を本命にしたらいいのか難しいですね。
ここはキャリア3戦目で、1000m通過65.4と超ドスローのペースを踏んだにせよ、上り32.8でエリカ賞2着の◎ベレシートを狙ってみます。鞍上の北村友一には先週土曜日の駄乗の借りを返して欲しいものです。血統は名牝クロノジェネシスの仔であり、今日クイーンカップを勝ったドリームコアの近親(イトコ)に当たります。血統的には魅力的で、一本筋が通った馬ですね。
相手は、上記のリアライズシリウス、ラヴェニュー、ロブチェン。押さえには、サノノグレーター、ディバインウインドとサトノヴァンクルの未知の魅力。

[京都記念(G2)]
マスカレードボールにミュージアムマイル最強世代の4歳馬、◎エリキング(鞍上は中内田厩舎の主戦であり、全戦手綱を取っている川田将雅)にはここは通過点にしてもらわないと困りますね。神戸新聞杯・菊花賞で負かしたショウヘイは、アメリカジョッキークラブカップを勝ちましたしね。
相手筆頭はエリキングより2キロ重い59キロは大丈夫でしょうが、9か月半の休養明けはやはり割引材料のヘデントール。ここを使って阪神大賞典か日経賞を挟んで、天皇賞(春)の連覇を狙いますかね。
その他では、中日新聞杯を快勝したシェイクユアハート、この馬を買うなら藤岡佑介がどうかもジューンテイク。先行して伸びもしなければバテもしないリビアングラスの重賞実績、京都芝3戦全勝で昨年の覇者で厳冬域が合うヨーホーレイク、日経賞・目黒記念・チャレンジカップだけ走ればマイネルクリソーラまでは走破圏と見ます。
4歳・56キロのエコロディノスは、勢いはありますがオープン初戦でこの相手はどうなのかな。ある程度人気にもなりますし、費用対効果という面では割に合わないかな。