日曜競馬 展望

競馬

[菊花賞(G1)]


「競馬は何があるか分らない」とはいいますが、コントレイルの菊花賞
を勝つ確率はシックスナイン(99.9999%)くらいでしょうか。
前走の神戸新聞杯は、馬に負担をかけずに絶対勝たなければならないと
いう相反する課題を見事というか、当然のようにクリアー。
同世代、いや古馬と合わせても、最高の実力馬の1頭でしょう。



菊花賞のたびに強烈な思い出が脳裏によぎるのが、2004年のデルタブル
ースですね。九十九里特別(1000万下・中山芝2500m)をステップにし
て、岩田康成を背にして見事に菊花賞を制覇。
その時に思っていた、古馬1000万を勝てるようなら、同世代としか勝負
してこなかった馬たちに互して、好勝負が出来ると勝手に思っていたこ
とが間違いではなかった、ですね。
そう考えていたにも係わらず、デルタブルースから買ってなかったのも
印象を強烈にしたものですね。何で自分の考え通りに買わなかったのか ...。
過去10年の菊花賞を見ても、古馬1000万下(2勝クラス)をステップに
して馬券にのは、兵庫特別2回・支笏湖特別・阿賀野川特別2回と、古
馬2勝クラスをステップにして馬券に絡んだ馬も無視は出来ません。
無視どころか、いい穴馬券ではないでしょうか。
今年の場合は、ディアマンミノル、ダノンングロワールにアリストテレス
が該当する馬です。



菊花賞(京都3000m)は、スタートからすぐに3コーナーの上り坂を迎
えます(約3m)。それで18頭が一斉に位置を取りに行きますので、
どうしてもゴチャつくのが例年のパターンですね。3番枠のコントレイ
ルも自分の競馬をするためにやはり位置を取りに行きますね。可哀想な
のが外枠の馬です。どうしても外、外に振られる、痛い不利を被ります。
スタート直後に3コーナーなら、いっそのこと天皇賞(春)3200mと同
じ距離体系にした方が枠順による各馬の有利不利がより少なくなるので
しょう。



相手は上記3頭に、ヴェルトライゼンデは大舞台での池添の勝負強さを、
神戸新聞杯3着はダテではないロバートソンキー、血統面で色々言われ
てますが川田を背にガロアクリークに、各馬がコンントレイルをマーク
するので、余り注意されない逃げでバビッド、淀2戦2勝で牝馬三冠の
手綱を取った松山騎手を鞍上にレクスランス、あたりでしょうか。