[皐月賞(G1)]
先週の桜花賞のように絶対的な馬は不在で、どんぐりの背比べのよう。
そんな牡馬を尻目に、颯爽と登場したのがファンディーナ嬢。
皐月賞に可憐な一輪の花を咲かせてくれています。
これまでの3戦の圧倒的なパフォーマンスにより、前売り段階では単勝
1番人気、恐らく当日も1番人気でしょう。
これは牡馬戦線が、イマイチ迫力に欠け、「これは!」と思わせるような
レースも馬も無かったことに対する批判票でもあるのかな。
その中でもキラリと光るドングリを探さねばなりません。
1頭目はスワーヴリチャード。ここ5年 共同通信杯→皐月賞組は4勝を
あげているゲンのいいローテーション。しかもその共同通信杯は圧巻の
レースでしたね。ラスト1Fまで手綱を持ったまま、その後に追い出すと
後続馬を突き放しました。心配な点は、出遅れ癖でしょうか。
2頭目はペルシアンナイト。千六ばかり使われていますが、崩れたのが道悪
のシンザン記念のみ。アーリントンカップのレースぶりと強さは他馬に決して
引けを取るものではありません。前半戦のベストレースの1つですね。
マイル重賞での3馬身差の余裕の勝利は、並の馬ではありません。
3頭目はカデナ。言わずもがな皐月賞最重要TRである弥生賞をひとマクリで
勝ち上がった馬ですね。陣営曰く「実戦での調教みたいなものだね」
意外なことですが福永騎手は牡馬クラシック路線には余り縁がありません。
エピファネイアの菊花賞だけです。このような有力馬で参戦出来る福永騎手には、
心に期するものがあるでしょう。
そして,ファンディーナ。この馬の評価は難しいですね。何たって、今までのレース
は余り参考にならず、この馬の秘めた、まだ表に出ていない能力を予想するワケ
ですから、そりゃ難しい。予想家というより預言者か。
マイナス点では
1.この3戦とも全て自分のペースでレースが出来ましたが、皐月賞はそれほど
甘くはないこと
2.枠順は良いものの、道中揉まれるようなことがあったら大丈夫か
プラス点としては
1.フラワーカップの勝ち時計が、馬なりでの大楽勝にも係わらず、前日のスプ
リングSと遜色がないこと
2.まだ全力で走った経験が無く、伸びしろが期待出来ること
などでしょうか。
ただ、楽しみですね、ファンディーナと岩田騎手がどんな競馬をするのか。
混戦の為、意外とつきますので手堅く、3連複軸3頭流し(31点)
馬連だったら(15点)
(2・4・7)−(2・4・5・7・8・13・17)
3連単も買いますが、当日ギリギリまで迷いそうですね。