大統領とマスコミ

競馬


トランプ大統領 F35値下げ実績強調
「安倍首相も感謝」



アメリカのトランプ大統領は支持者を前に行った演説で、日本も調達するアメリ
軍の最新鋭戦闘機の価格の値下げが実現したことを取り上げ、「安倍総理大臣から
感謝された」などと述べて自分の実績として誇りました。



トランプ大統領は18日、南部フロリダ州で支持者を前に演説し、その中で、日本
自衛隊も次期主力戦闘機として調達する計画のアメリカ軍の最新鋭戦闘機F35
について取り上げました。



F35をめぐってはトランプ大統領が価格が高すぎると批判してメーカーに値下げ
を働きかける中、1機当たりの基本価格が従来よりもおよそ7%安くなったいきさ
つがあり、トランプ大統領は「安倍総理大臣が訪米した際、私がコスト削減に取り
組んだと感謝された。すばらしいことだ」と述べ、自分の実績として誇りました。



一方で、支持者に向けて「メディアを通さずにあなた方に直接伝えたい」と呼びか
けるなど改めてメディア批判を展開しました。



演説では「アメリカを再び偉大にする」などというキャッチフレーズも連呼され、
アメリカのメディアは「まるで選挙運動のようだった」と伝えていて、トランプ
大統領に対する批判が根強い中、支持を訴える目的だったと受け止められています。



外国移転の工場からの輸入に35%関税



一方、トランプ大統領は演説の中で、雇用が奪われるとして、外国に工場を移転する
動きを批判したうえで、「外国からアメリカに製品を輸入して販売したいなら35%
の税を支払うことになる」と述べ、具体的な税率をあげて移転した工場からの輸入に
高い税をかける考えを改めて示しました。



しかし詳細な制度設計は明らかにせず、近く取りまとめるとしている税制改革にどの
ように盛り込まれるのか不透明な状況が続いています。



また、「トランプ政権はアメリカの企業や労働者を傷つけている為替操作などを取り
締まる計画を始めていて、こうした行為をやめさせるつもりだ」と述べ、特定の国を
名指しすることはしませんでしたが、通貨安に誘導する動きを厳しく批判しました。



http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170219/k10010882251000.html

https://www.youtube.com/watch?v=TkSajyh2_40:movie,w600


>「メディアを通さずにあなた方に直接伝えたい」と呼びかけるなど改めて
>メディア批判を展開
あー、上手く言えませんが、トランプ氏の誤りは、自らの視線をマスコミと
同じ高さに置いていることです。
職業に貴賤はありませんが、超大国の大統領とマスコミとはやはり違います。
何せ背負っているものが違いますからね。
方や取材し、ニュース記事にして原稿を校正に送れば仕事は終了。
しかし米国の大統領は、24時間365日、世界の最高権力者の責任、重圧と
プレッシャーがかかります。両者を同一視することは意味のないことです。
何も大統領がマスコミを下に見ろ、ということではありません。
ただ同じ視線に立つことはない、ということですね。
マスコミの視線に合わせるから、記事に怒りを感じるのであって、自らの責務・
包容力、そして責任の大きさを自覚して、マスコミに対峙すべきでしょう。
トランプ氏は、まだ本物の合衆国大統領になれてないのです。
かつて、ユーモア、父性、包容力、決断力に信念で多くの国民から
愛されたロナルド・レーガン大統領のように。