女をあてがって技術を盗む

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イノベーターとの交流、そしてサムスンとの関係


シャープと韓国サムスンの関係は長きにわたります。
サムスンは商社から始まって、電器産業に進出したが、半導体の開発で行き詰まった。
それで、李健熙さん(現会長)がわざわざ訪ねてこられた。1970年ごろのことです。



当時、日韓定期閣僚会議が始まり、両国間で提携の機運が高まっていました。
ところが、日本電気の小林(宏治・元会長)は、「韓国は技術を盗んでいく」と警戒感を
あらわにしていた。困った李さんが、「何とか小林さんを納得させてほしい」と。
そこで駐日韓国大使と小林さん、李さん、私とで食事する機会を作ったんです。
その後、私以外の3人でゴルフに行ったら、小林さん機嫌直しちゃったらしいんだ(笑)。




それ以降、李さんが頼りにしてこられるんです。半導体の開発にしても、「佐々木さん、
辞めてこっちへ来ませんか。韓国籍にならんか」とまで言う(笑)。
じゃあ、僕がシャープを説得するから、頭を下げて技術を教えてくださいと言ってくれ、と。
数年間、4ビットマイコンの製造技術の提携をしました。




サムスンが何かの記念式をするときは軍隊式でしたね。社員が第1連隊、第2連隊……の順で並ぶ。
第1連隊って、第1工場のことですよ。その根性で成果を上げていった。




そうなると欲が出る。「今度は液晶を教えてくれ」と言ってきた。僕は断った。
「依頼心はサムスンを殺す」と。李さんは納得してくれたが、その部下になると、そうはいかない。
盗んででもやるんだ。フライデーフライトでうちのキーマンを韓国に連れていく。
連中は土日に働いて日曜夜、サンデーフライトで帰ってくる。
シャープは最後には技術幹部のパスポートを全部預かっちゃった。


→ http://toyokeizai.net/articles/-/54554?page=4


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サムスン会長 李健 熙


これって今でもやってますよ。
今は退職した技術者を高額の給与で雇い、それまで技術者が
培った技術などを自分のモノにしています。
雇われた方は待遇が良く、周囲も先生扱いしてくれるので
技術流出などとは余り考えない人が多いようです。