日曜競馬 回顧

競馬


[きさらぎ賞(G3)]



もう、武豊騎手の作戦勝ちでしたね。
バンドワゴンが踏んだラップは、千米通過が59.8。
馬場は稍重より重に近かったのは、芝のレースが皆、時計がかかって
いましたからね。 バンドワゴン、少し掛ったのかな。
逃げ粘りを図るバンドワゴンでしたが、それまで気分良く、これまで
通りの脚を使ってしまいましたから、ゴール前でもうひと伸びに欠けて
しまいました。 バンドワゴンの上がりは35.5。
肉を切らせて骨を断つ、その作戦に間違いはありませんが、こと重賞
となれば相手のレベルも上がってきますので、2レース連続の上がり
最速の脚があるのだから、今度は番手の競馬を試して欲しいですね。
勝ったトーセンスターダム武豊騎手は、このペースなら中団で脚を
溜めて直線一気に駆ければ、これも2レース連続での上がり最速の脚を
使ってくれると信じていましたね。 溜めて爆発させた上がりは最速の
34.7でした。内よりも外が伸びる馬場でしたので、そのことも
念頭に置いての騎乗だったのでしょう。
結局は2頭の競馬でしたが、勝ったトーセンスターダムは重賞賞金を
手にしましたので、今後のクラシックへの道は、好きなレースを
選べる、しかも試走も出来るという、ある意味で楽な立場になりました。
バンドワゴンは、新馬→500万下特別→重賞2着 ですので、皐月賞への
切符はほぼ手中に。これまた本番への試走が出来ますので、本番の
皐月賞まで、この2頭がどのようなレースぶりをするのかは、目が離せない
ところですね。