シナの市場と労働力に幻想を抱くから…

競馬

もう中国から撤退したい!
逃げたくても逃げられない
進出企業がんじがらめ


尖閣諸島の国有化を契機に、中国内で暴力、暴動的なデモが起きるなどして、悪化する一方の日中関係
が懸念されているが、それ以前から、中国の安い労働力を当て込んで進出した日系企業の中には、別の
困った状況に陥ってるケースが少なくない。


最低賃金の大幅引き上げなどで人件費が高騰し、労働者の権利意識の高まりでストライキなども起きる。
中国ビジネスの旨味が減ってきたのに加えて、2008年のリーマン・ショック以降の景気低迷から抜け出せ
ない。経営が悪化し、これはさっさと店をたたんで帰りたいと思っても、そうはいかないというのだ。



■法律で退職金の全額支給義務づけ。地方政府に廃業許可申請



中国では従業員に経済補償金を支払わなければいけない。日本で言えば退職金のようなものだが、退職金
が労使の取り決めに過ぎないのに対して、この保証金は中国の法律で決まっているそうだ。
また、地方政府の許可も必要で、会社の帳簿の調査が終わるまで撤退を認めないため、長い時間がかかる
という。



日系企業の中国進出を助けるコンサルティング会社は、今や撤退の相談にも乗っているといい、「会社の
いまの経済状況では支払いができないので、そのまま逃げ出したい」などと相談をしてくる会社もあると話す。



電機部品を製造していたある会社も夜逃げ同然に撤退したという。
クローズアップ現代」が社長に話を聞いたところでは、経営難で工場を閉めることにしたが、従業員は
退職金が全額支払われないことに反発し、社長をホテルで20日間も軟禁状態にした。社長は隙を見て逃げ
出したが、この長期不在が響いて日本の本社も潰れたそうだ。



■経営厳しくなってから慌てる現地法人の場当たり体質



もっとも、これが特殊で異質でヘンな中国に日系企業が「翻弄」された例と言えるのかは、よくわからない。
約束した支払いもできずに夜逃げしそうな会社の社長が、従業員・債権者の怒りを買うのは中国に限った話
ではない。経営者が取り囲まれ、罵声を浴びせられ、逃げないように軟禁同然に監視される。
これは乱暴で、法律に触れることかもしれないが、日本でも起きる事態である。



アジア各国に進出している日系企業経営管理が専門の白木三秀・早稲田大学大学院教授は、こうした企業は
「非常に厳しい状況になってから対応を考えている」と指摘する。「前もって中期的なシナリオ、ロードマップ
を作り、経営の客観的なデータに基づいて、撤退なども含めてどうすべきかを用意しておくこと」が必要
なんだそうだ。

*NHKクローズアップ現代(2012年10月2日放送「撤退ができない…中国進出・日系企業の苦悩」)


ソース:J-CASTテレビウォッチ 2012/10/ 4 16:27
http://www.j-cast.com/tv/2012/10/04148917.html?p=a


http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1349342162/



折角進出しても・・・



2:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2012/10/04(木) 18:17:09.27 ID:0oEEMeYx
ま、自業自得だわな。
チャイナリスクなんざとっくに明白だったろ。



19:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2012/10/04(木) 18:21:50.64 ID:/qqOia4m
「だから言ったのに」としかw



20:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2012/10/04(木) 18:22:43.23 id:VkcTZ/xn
企業向けコンサルタントの一人として断言する。
即座に工場を閉鎖して、工員に経済補償金を支払わずに撤退しても
全く問題ない。
無論、中国に残る資産は諦めるという前提であるが。
とにかく、中国と縁を切りたいならば、
いわば夜逃げ。夜逃げをすれば良い。



63:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2012/10/04(木) 18:29:47.77 id:aU3IomIO
日経新聞朝日新聞は「中国に進出しない企業は負ける。バスに乗り遅れるな!」と
つい最近までずいぶんあおってたからな。日経や朝日の言う通りにするとこうなるという
良い見本だ。連中に先見性なんて無いよ。



97:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2012/10/04(木) 18:36:15.76 id:x9xgxz1E
目先の利益を追っかけた企業のモデル。


102:<丶`∀´>(´・ω・`)(`ハ´  )さん:2012/10/04(木) 18:36:49.73 id:boEKpcT6
人件費の安さに惹かれて、日本の雇用を切って
中国行った企業とか
ひどい目にあってもあんま同情できん
まぁ、「なすすべなく」といった感じで進んでいく円高のせいで
泣く泣く移転したところもあるんだろうけれど




129:破戒僧@セーフモード 忍法帖 2ChOkEpIcI :2012/10/04(木) 18:40:22.47 id:D09sQOZj
これ、6年前の櫻井よしこさんのブログ。


http://yoshiko-sakurai.jp/2006/12/21/548
悪夢のような中国進出の実例


この一件で、藤沼氏の心は最終的に決まったという。持ちだした費用はすでに3億円を超えていた。
中堅企業には痛手である。しかし、「もういい」と氏は考えた。そして機械類の撤収の準備を始めると
中国側が待ったをかけ、通訳も言った。


「この機械は置いていってやれ」


中国側は機械の代金を支払うわけでもない。藤沼氏は断った。
すると、当局が機械の「輸出許可を出さない」と言い始めた。


「わが社が中国側に貸与する契約で持ち込んだのに、日本に持ち帰ろうとすると、彼らは許さないと
言い始めた。
大切な機械や技術、金型をみすみす盗まれてなるものですか。
私は社員と一緒に、主要な部品や金型の全てを破壊しました」


藤沼氏は中国人労働者のなかの優秀な人材を6名ほど日本に呼び、勉強させ、技術を伝授した。
中国に戻った彼らは、しかし、全員が他企業に高い給与を求めて移っていった。


中国から最終的な引き揚げが完了したのは2000年のことだ。
足かけ5年、氏が体験した中国の本質は、今も変わっていない。