日曜競馬 回顧

競馬


[七夕賞(G3)]


前半千米61.4→後半千米59.1 と、前後半の差が2.3秒のスローペース。
(12.3 - 11.1 - 12.4 - 12.4 - 13.2 - 12.0 - 11.7 - 11.5 - 11.7 - 12.2)
それも、古馬重賞としては、超スローペースでしたね。
そこを楽に2番手追走したキャプテントゥーレ
自らハナを切れずに、一本調子のマイペースの競馬ではないと力を発揮出来ない
のでしょうか。 12着・・・、少し不可解ですね。


宝塚記念をパスして、秋のG1戦線よりも相手が楽になるサマー2000シリーズを
狙った陣営としては、ショックは大きいでしょう。
結果としては、このスローペースを馬群の後ろで機を伺っていた馬同士の決着。
4コーナーからは馬場の中ほどの絶好のグリーンロードを通っての差し切り。
勝ったイタリアンレッドとタッチミーノットの末脚比べは、迫力がありましたね。
個人的な意見ですが、キャプテントゥーレは少し無理をしてでもハナを主張して
後続に脚を使わせるような、マイペースで闘うべきでした。
キャプテントゥーレも折り合ってたようで、実はスローペースに戸惑っていたようにも
観えました。 このような末脚勝負だけは避けたかったところでしょうに・・・。
恐らく、サマー2000シリーズから降りて、秋競馬に備えるかもしれませんね。




[プロキオンステークス(G3)]


ケイアイガーベラが楽にハナに立ち、千米通過が57.5と馬場を考えると少し早いような
ミドルペースでした。 まさにケイアイガーベラのマイペースでしたね。
ただ、この乾いた馬場でテンの3Fが33.9は少し早かったかな。
しかし、4コーナーを過ぎて直線中頃までは、楽勝に見えたものの、ダノンカモン
迫ってきた時は、「あぁ、人気の2頭で決まりだな…」と思った刹那・・・。
道中は後方を進み、直線では外に出さずに馬群を割って凄い脚で迫ってきた馬がきまして
「え?シルクフォーチュン?は?」って感じ。
この馬は出遅れ癖があり、馬券を買うのも悩んだ末に切りました。
シルクフォーチュンが使った末脚は、34.9!
ガーベラは37.1と最後はバタバタ、ダノンも36.2で何とかゴールへ。
今回は人気薄で自分の競馬に徹して、電光石火の末脚を爆発させた人馬を誉めるべきですね。
ケイアイガーベラは、前走もそうですが、バクチ用語で云うところの“くすぶり”に
陥ったような気がします。 再度、放牧でしょうかね。
本来の“肉を切らせて骨を断つ”競馬が出来ないようだと、苦しいですね。
再度、放牧に出すなり自厩舎で調整するなり、立て直し、仕切り直しが必要ですね。