日曜競馬 回顧

競馬

[中山記念(G2)]


戦前にやや難点として挙げられた、距離不足に初の58キロなど
そんな懸念材料など“ナンボのもんじゃい!”とばかりの横綱相撲。
道中折り合って後方待機、4コーナーにかけてマクッて射程圏内に入れて
直線では大外に出して、上がり33.9の豪脚を繰り出しての圧勝劇。



ラップタイムは千米通過が60.1のスローペース。
上がりの4Fが45.9(11.4 - 11.7 - 11.1 - 11.7)と典型的な
上がりの競馬。
先行してよし、差してもよしの自在性の脚質は、最大の武器ですね。
ヴィクトワールピサの強さだけが光ったレースでしたね。
これで正々堂々とドバイへ遠征が出来ます。
問題はオールウエザーの馬場への適性でしょうか。
2着キャプテントゥーレは単騎でマイペースの逃げ、
3着リーチザクラウンは控えて届かずの負のワンパターン。
この両馬とも千八の持ち時計を大幅に縮めての完敗でしたので、言い訳は
できませんわね。
わたしゃ、リーチザクラウンは逃げ・番手の競馬だと予想してましたので
ちょっと意外でしたね。 まぁ、逃げてもタレるでしょうけど・・・。




[阪急杯(G3)]


ガルボには冷や汗をかかされましたね。
フルゲートの最内枠でしたので、終始インに閉じ込められ直線では
お約束の“前が壁”状態・・・。
どうなることかと思いきや、1頭分空いた隙間に突っ込んで何とか
2着を確保。惜しいレースでしたね。これが外枠だったら…、と。
勝ったサンカルロは立派です。
ず〜っと重賞路線を歩んできましたので、このメンバー相手なら
無様な競馬は出来ませんでしたね。
従来の“後方一気で届かず”ではなく、道中は中団を折り合っての追走。
直線での末脚は、お見事でしたね。
外枠を引いて、自分のペースで自分のレースが出来たことが幸いでした。
緩みのない早い平均ペースで流れた展開もズバリでしたね。
高松宮記念も楽しみになりましたね。 問題は距離短縮ですが・・・。