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「脱小沢」に期待の声
菅新首相、イメージ回復目指す−民主


菅直人新首相は7日、新政権の発足を翌日に控え、赤松広隆農林水産相の後任など
閣僚人事の最終調整を続けた。
民主党執行部も含め要所は、小沢一郎前幹事長と距離を置く議員で固めた「脱小沢」
の布陣。
小沢氏らの「政治とカネ」問題などで大きく傷ついた党と内閣のイメージの回復を目指す。
 

民主党は7日午後に両院議員総会を開き、菅新首相(党代表)と「枝野幸男幹事長」ら
による新執行部がスタート。8日に組閣し、菅政権が発足する運びだ。
 

菅氏は7日午前、宿泊先のホテルに官房長官に内定した仙谷由人氏らを集め、赤松農水相
後任など残る人事の詰めと、衆参両院本会議での所信表明演説の打ち合わせに当たった。
仙谷氏は同日朝、都内の自宅を出る際、「しっかりやります。鳩山内閣でのいろんな教訓を
踏まえ、頑張っていきたい」と記者団に抱負を語った。
 

今回新たに入閣するのは全員が「非小沢系」議員。党役員人事も、菅氏と代表選を争い国対委員長
に内定した樽床伸二氏らを除き、「脱小沢」路線が鮮明だ。鳩山内閣末期に支持率は2割前後に
落ち込んだが、各種世論調査で菅新首相に期待するとの声は6割程度に達した。
 

このため、民主党国対幹部の一人は「今すぐ参院選をやった方がいい」と語った。
党内からは「いままでずっとマイナス状態だったが、これでようやく(野党と)対等に戦うことが
できる」との安堵(あんど)の声が漏れる。
 

一方、「親小沢系」議員からは、枝野行政刷新担当相の幹事長起用について「枝野氏は党務経験が
ない」と、早速けん制する声が上がっている。(2010/06/07-13:00)


→ http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2010060700323


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