日曜競馬 回顧

競馬


[菊花賞(G1)]


リーチザクラウンの逃げは、前半千米を 59.9 と、
やや早めのペース。 他馬に絡まれたくなくマイペースで
逃げたかったのでしょう。
次の千米は 63.2 と、ややペースダウンで体力を温存します。
そして最後の千米ですが・・・、ラスト1Fで脚が止まってしまいました。
いや、止まったというよりも、他馬の末脚が勝ったということですね。



1000m通過  59.9
1000m〜2000m通過  63.2(2.03.1)
2000m〜3000m  60.4

3.03.5 の決着  

ハロンタイムは

12.9 - 11.5 - 11.7 - 11.9 - 11.9 -
12.1 - 12.6 - 12.6 - 12.5 - 13.4 -
12.9 - 11.7 - 11.4 - 12.2 - 12.2



1着 スリーロールス(35.2)
2着 フォゲッタブル(35.0)
3着 セイウンワンダー(35.2)
4着 イコピコ(34.8)
5着 リーチザクラウン(36.2)


ですので、やはり他馬の末脚が優り、リーチザクラウンにとっては
3.03.9 が自らの限界だったのでしょう。 止まってはいません。
いずれにしても、自分で作ったこの時計で負けたのですから、仕方ありませんね。
例年なら十分に勝ち時計ですよね。
パドックでは馬の見栄えだけなら圧倒的に1番でしたけどねぇ。
武豊騎手も、納得せざるを得ませんね。
そう、この馬から買った私も納得せざるを得ません。



有力馬であるリーチザクラウンが逃げたことで、レース全体が締まりましたね。
前後半が 84.6−86.3 の前傾ラップで、結果3000m戦のガチ勝負。
過去10年では、2番目に早い勝ち時計です。
この上位着順は展開云々ではなく、実力そのものですね。
長距離戦の有力レースとしては、十分に堪能出来たのではないでしょうか。
ここに長距離線としての「菊花賞3000m」の存在価値があります。



スリーロールスは前走が圧巻でしたので、この馬は買えます。
フォゲッタブルは前走で良血開花と見ましたので、この馬も買えます。
そしてセイウンワンダーは潜在能力が高い馬ですので、本線で買えます。
が、この3頭の組み合わせは買えなかった、ということです。
前日予想で
「淡々と絡まれない程度に少し引き離しながらマイペースで走って、
3.04.0 ± 0.5 での逃げ粘りを狙うのではないでしょうか。
このペースで逃げて差されれば、もう諦めるしかないですね。」
と書きましたが、まさにその通りでしたね。
しかし、馬連万馬券にならなかったのは少々驚きですね。
馬券上手が沢山いらっしゃるようです。




スリーロールスフォゲッタブルとも、ダンスインザダーク産駒。
母系もブライアンズタイムトニービンとスタミナに問題ありません。
最近の菊花賞古馬1000万特別を快勝した馬が活躍しますね。
オーケンブルースリ、デルタブルース、前哨戦を挟んでのヒシミラクルなど、
偶然でしょうか。
アンライバルドは折り合いを欠き失速は前走と同じ。中距離までですね。
どちらかというと、マイルCS向きかもしれません。
イコピコは、結果的に道中は後過ぎましたねぇ。