日曜競馬 回顧(夏ローカル、終わり良ければ w)

競馬


[新潟2歳ステークス(G3)]


47.8(60.6)→46.6(33.8) 1.34.4
前後半のラップ差が1.2の想定されたスローペース。
しかし・・・、そこを4コーナーで最後方の◎シンメイフジが勝って
ケツから2番手の△フローライゼ が3着を引き離しての2着。
これは、どう解釈したら良いのでしょうか。


レースの上がりが33.8で、◎シンメイフジが32.9の鬼脚で
△フローライゼが33.5 と、いずれも上がりの速さは突出しました。
シンメイフジは祖母シンコウラブリイの血統的背景もあったのかもしれません。
結果、またしても、道中で脚を貯めるだけタメての直線大外で弾けた馬が
ワンツーを占めましたねぇ。
シンメイフジは、道中は先団後方か中団のインを進み、直線では外に出す
イメージでしたが、これまた思い切った騎乗でした!
スタートは揃って出て、何故か向こう流しで最後方まで下げます。
馬群が固まった見るからにスローペースですので、内心は穏やかではありません。
直線で豪脚を繰り出せるのか? 17(16)頭を抜けるのか?
しかし、馬群は一団。 名手・岩田騎手の判断に任せるしかありません。
大外に出してからのシンメイフジは凄かったですね。
弓を限界ギリギリまで引いて矢を放った、そんな感じですかね。
後藤騎手のフローライゼとの馬体を併せても、抜かせない根性は天晴れです。
いずれにしても、この2頭にこんな末脚があるとは嬉しい誤算でした。
未知の魅力が(偶然?)ハマった感じです。
勿論、岩田騎手と後藤騎手も褒められてしかるべしでしょう。



しかし、馬連で取ったからではありませんが、フローライゼが何故、ここまで
人気が無かったのが不思議ですねぇ。
フローライゼが15番人気とレース後に知って、こりゃ久々の万馬券か!?
と思いきや、馬連7,500円。 ま、人気も割れてましたからね。

てか、余りに想定外の展開で馬券を取ったもので、
勝負(予想)に負けて試合(馬券)に勝った、って心境です。



このワンツーをキメた馬については、鞍上の意のままに動ける競馬センスがあり
タメた時の末脚は確かですので、今後は楽しみにしてよろしいかと思います。



新潟2歳ステークスの傾向は
道中は後方待機 → 直線では大外に出す → 確かな末脚 = 勝利 の方程式
が定着した感じがしますね。
まぁ直線では、どの馬も若さ丸出しだったのが、この時期の2歳戦ですね。





[小倉2歳ステークス(G3)]



ジュエルオブナイルは外枠からスタートをキメて内を見ながらの
理想的な競馬でしたね。 鮫島騎手の自信を持った騎乗ぶりも分かりました。
33.8 → 35.2  1.09.0
やはりハイペース気味でしたね。
そこを2〜3番手追走で4コーナー過ぎからスパートをかけて、
そのまま逃げ込みました。 着差以上に安心して見てられましたね。
ダッシャーゴーゴーの荒れた馬場を追込み、惜しい2着でした。
前走のダッシャーゴーゴーの競馬を見れば、5番人気はどうでしょう。
血統的にも芝がダメではありませんから。
ま、この組み合わせで馬連4点で2,900円は美味しい馬券ですね。
サリエルはゲートでのアクシデントが悔やまれます。



しかし、安田隆行厩舎の東西2歳重賞同時制覇!
おめでとうございます。



毎年同じ事を書くようですが、ダービー、安田記念エプソムカップを経て
福島から夏のローカル開催が開幕。
東地区は福島1開催、新潟2開催と12週間・約3か月のローカル開催。
始まった頃は、早く中央に戻って来ないかな?
いや、折角だから夏のローカル・ケイバを楽しもうじゃないか!
などと思っていたら、いつの間にか今日でこの夏のローカル・ケイバは終了。
(もっとも、函館・札幌の代替開催として、新潟開催は3週間続きますけど。)
終わってみれば早いものでしたね。



さよなら、平成21年の夏競馬! また来年!



さて、次週からは中山&阪神と秋の中央場所が開催されます。
中山は我が地元(自宅からバス・電車で通勤40分未満 w)です。
直に馬が、競馬が見られるのが何よりも楽しみです。
(ただし、所用によりウインズ銀座の場合もあり。)
パドックで馬の息使いを、直線では騎手の入れる鞭の音と馬群の怒涛の足音 …。
天高く馬肥ゆる秋。 馬券も頑張らなくっちゃ!