日曜競馬 回顧

競馬


[札幌記念(G2)]


大注目のブエナビスタでしたが、珍しくスタートをキメて
いつものほぼ最後方より、やや少し前でレースを運びました。
これは安藤勝騎手の意図もあったでしょうが、スタートが良く
折り合いに専念した結果でしょうか。



60.2 → 60.5  2.00.7
面子とレースの格を考えれば、極めて緩い平均ペースです。
ブエナビスタにとっては、予想されたとはいえ脚質的に苦しい展開です。
最後は3コーナー過ぎからマクって直線大外を追い込んできましたが、
道中先団のインでジッと追走していたヤマニンキングリー
差し切れませんでした。 でも、あと10mあったら・・・?
明らかに脚質と道中位置取りの差でしょうか。
馬場を考えても、スローペースをこれだけの末脚で追い込んで来るのですから
昨日書いた私のブエナビスタに対する考え以上に、強い馬なんですね。
心理的には完敗です w 「お見逸れしました!」



ヤマニンキングリーについては、僅差での重賞2着が続きましたが、
この定量G2を勝ったことで、何かが吹っ切れたのなら今後は楽しみですね。
ただ、−20キロで激走した後遺症には気を付けたいところです。
柴山雄一騎手、河内洋調教師ともども、今夜は旨い酒が飲めそうですね。



ミヤビランベリは+10キロ以上に少し緩く見えましたね ・・・。
不良馬場の目黒記念を制して、七夕賞では僅差の勝利。
疲れが残っていたのか、中間少し楽をさせたのでしょうかね。
スタート直後に躓いて、先団後方を進みましたが4コーナーで
ズルズルと馬群に沈み、全く見せ場もなく試合終了。
函館記念を制した3着サクラオリオンは、本格化したようですね。
道中後方待機で直線は馬群を割って伸びてきました。立派な3着です。
4着マンハッタンスカイは力はありますが、今日はペースに恵まれた
感じですかね。





[レパードステークス(重賞)]



トランセンド、やはり強かったですね。
パサパサの良馬場のダートで、自らが前走で叩き出したレコード
1.49.5(54キロ・稍重)と同タイム。
しかも今回は56キロに乾いた良馬場のダートです。
59.7 → 49.8(37.4)  1.49.5
このハイペースを逃げ馬直後の2番手追走、4コーナーで松岡騎手の
手が動いた時は「あれ?」と一瞬考えましたが、直線では逃げた
アドバンスウェイを抜くと、あとは後続を離す一方で3馬身差の圧勝劇。
最後の1Fが13.4と、流石に脚が上がりましたが、
これは仕方無いでしょう。
ただ、直線で前を交わした後、松岡騎手が後を見たのは、
恐らくトランセンドの手応えが余り良くなかったせいでしょうか。
ハイペースでも直線で踏ん張り通したのは立派です。


これでダート4戦4勝。
1800mに限れば、1.49.5 〜 1.49.7 とコンスタントに
1分49秒台を叩き出します。 
こんな馬、嘗ていましかたね? しかも3歳馬。 将来が楽しみですね。
大目標は、ジャパンカップ・ダートでしょうか。
厩舎関係者によれば、まだ幼い面が残っているようです。 
大人になって、是非ともドバイへ参戦して欲しいですね。


2着スーニは、折り合いの難しい馬で、スタートから2コーナーまでは
行きたがる素振りを見せましたが、最後は実力で追い込んできました。
3着スタッドジェルランは、何故か人気がなかったですね。
ここまで走れば、是非とも2着を確保して安田隆行厩舎丼と、キメて欲しかったかな。
馬券を考えれば、こちらの方が美味しいですからねぇ。