まぁ自分の舌で確認を

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『【香港】ミシュランガイド、欧米人による
中華料理の評価に波紋広がる』


アジアでは東京に次いで2番目の発行(あす5日)となる
ミシュランガイド香港・マカオ版」に対して、
地元の市民・専門家から
「欧米人が香港の食文化を理解しているのか」
香港人のためのものではない」
といった声がよせられている。


■欧米人の舌に疑問


ミシュラン社の調査員が、昨年から香港とマカオのレストラン1,200店を独自に調査。
両地で251店(香港202店、マカオ49店)が掲載され、うち 28店が星を獲得した。
調査員は約90人いるとされ、うち70人が欧州、10人が米国、10人がアジアから派遣されており、
今回は香港人が1人評価に参加したという。


最高の3つ星を獲得したのは香港の四季酒店(フォーシーズンズ)にある広東料理店「龍景軒」と、
マカオリスボアホテル内のフランス料理店「ロブション・ア・ギャレラ」の2店だった。
2つ星は香港から7店、マカオから1店が選出。1つ星は香港から14店、マカオから4店が選ばれた。


香港政府は今回の出版を歓迎。商務・経済発展局の劉呉慧蘭(リタ・ラウ)局長は
「アルコール税の免税でワイン市場も盛り上がっており、ミシュランガイドとの相乗効果で
観光商機が狙える」と述べたほか、香港観光発展局(HKTB)も「グルメ都市としてアピールしたい」
と意気込んでいる。


ただ、リスト入りしたレストランの多くは5つ星ホテルのものであり、
「メニューの質やレストランの環境を考慮した(ミシュランガイドの編集責任者)」との説明にかかわらず、
著名美食家の蔡瀾(チャイ・ラン)氏は「香港の食文化を代表するものではない」と切り捨てた。


同ガイドは昨年、東京版が出版された際にも外国人による食の評価で各界が物議を醸した経緯がある。


→ http://news.nna.jp/free/channel/08/1204a.html