副業もエコの時代ですか

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『副収入狙うなら、株より農業…
週2日で年1000万円』


米国発の金融危機により世界的な株安が進む時代で、
確実に副収入を得る手段として農業が注目されている。
北海道在住の兼業農家、堀口博行さん(30)は
平日にイベント企画会社で働き、土日だけの農作業で
年間1000万円を稼ぐ。初期投資250万円で誰にでもチャンスありだ。


まず重要なのは、素人が農業に抱きがちな“幻想”を打ち砕くことだ。
独自のノウハウを「週2日だけ働いて農業で1000万円稼ぐ法」(ダイヤモンド社
にまとめた堀口さんは
「道端の直販で利益を出すのは困難で、コンビニでアルバイトした方が楽で収入もある」
と断言する。
高値でもうかりそうな無農薬や減農薬の野菜も、「害虫や病気で全滅になることもあり、リスクは無限大」
と、新参者はとうてい手を出せない。
「農協の基準に合ったものを作って農協に出荷するのが効率的」という。
手を出していい野菜、ダメな野菜がある。
堀口さんは計7ヘクタールの農地で価格が安定している長ネギ、面積あたりの収益が大きいピーマン、
そのほか赤シソ、麦、大豆を栽培している。
逆に大根、タマネギ、ニンジン、カボチャ、イモ類には手を出さない。
「利益を出すにはかなりの肥料、農薬、設備、土地が必要で、残留農薬濃度、糖度など細かな
基準があって簡単に出荷できない」と説明する。



堀口さんは北海道内の大学を卒業後、イベント企画会社へ就職し、都内などで勤務した。
貯蓄を株式投資に回したが、2006年のライブドア・ショックで2000万円の損失を被り、
地元北海道への転勤を機に実家の農業を受け継いだ。会社勤め(年収270万円)は続ける一方、
土日だけの効率的な農作業を徹底させ、07年の利益は1000万円に達した。


 
実家を継いだ堀口さんに初期投資はほとんどなかったが、
「農地の賃料やトラクターなど250万円あれば誰でも参入できる」と説明する。
失敗しないための注意事項は別項の通り。
株式投資よりもリスクはずっと小さい。1人でやるには現在の7ヘクタールが限界なので、
今後も年1000万円の利益を維持していきたい」と話している。

 

【農業で失敗しない11の心得】
(1)農地を安く手に入れる(借りる)
(2)農機具を安く買う(借りる)
(3)お金のかかることは決して急がない
(4)農作物を吟味する(高収益で低リスクな作物を選ぶ)
(5)面積を広げすぎない
(6)分からないことは農協に相談する
(7)農作業は単純でいやになるが、最後までやり抜く
(8)適度に自分なりの息抜きを入れる(マッサージ、飲み会)
(9)借金をしない
(10)ギャンブルをしない(株、為替含む)
(11)適度にアウトソーシングする

→ http://www.zakzak.co.jp/top/200811/t2008111045_all.html