日曜競馬 展望

競馬

[チャンピオンズカップ(G1)]


激戦必至のダートグレードワン競争。だって、中央のダートG1競争なんて
2レースしかないもんね。その分、地方交流 Jpn1 競争がありますが。
ダート路線の馬は、脚元が芝に比べて格段に優しいので高齢になっても活躍
する馬が多いですね。チャンピオンズカップの出走馬も、随分と賞金を積み
重ねている馬たちがいます。
チュウワウィザードの連覇に期待します。前2走は海外遠征、それもドバイ
ワールドカップ2着の後だっただけに、調整が難しかったのでしょう。
チュウワウィザードは、ダート王にして現在は社台スタリオンステーション
の看板種牡馬になっているルヴァンスレーヴとは、祖母オータムブリーズを
介してのイトコ同士です。戸崎騎手の激励の鞭に応えてくれるでしょう。


困ったのが、というかこのレースを俄然盛り上げたのがソダシの参戦です。
しかし、枠順がフルゲート16頭中の1番枠。これをどう捕らえるかが、馬
券に大きく影響します。出遅れたら周囲を海千山千の牡馬に揉まれてしまう
可能性があります。ポンと好スタートを切れば、先行策で流れに乗れる可能
性もあります。ダートコースでの調教を見る限り、血統もありダートは問題
はないでしょう。
しかし、個人的な経験則における所感では、ダートの準オープン(3勝クラ
ス)以上の高額条件になると、"初ダート" は圧倒的に不利だと思います。
ただ、クラシックホースでもあり、印は逃げ道の「△」でしょうか。


密かに期待しているのが、我が地元の船橋競馬所属・カジノフォンテン。
地方競馬ファンとしては、地方馬が中央重賞で激走してくれることは、何よ
りの楽しみであります。川崎記念ではオメガパヒュームを、かしわ記念では
ソリストサンダーを下している実力馬。地方交流重賞は中央馬が地方馬を圧
倒していましたが、ここにきて風向きが変わっています。川崎記念、かしわ
記念、ジャパンダートダービーに、今年初めて地方馬がダート競馬の大一番
JBCクラシックを制しました。もう、高額条件においても地方馬が中央馬
に引けを取らないところまできています。
ただ不満が一つ。なぜ主戦の張田昂騎手を降ろしてデムーロに変えたのでし
ょうか。地方騎手・張田昂騎手騎乗で参戦して欲しかったですね。


実力馬には定石とおり流しますが、穴としては、1F長いかもしれませんが
実績馬エアスピネル、流れが向けばサンライズノヴァ、前哨戦の激戦を制し
たメイショウハリオを挙げます。