日曜競馬 回顧

競馬

[弥生賞ディープインパクト記念(G2)]


タイトルホルダーによる、まんまの逃げ切りとはね。
そりゃ、東スポ杯2着・ホープフルS4着で、いずれもダノンザキッド
とは僅差は分っていたのですがね ...。展開が思いっ切り味方したとしか
言い様がないですね。競りかけてくる馬もなく。千米通過が 1:02.6 で
スローに落としても単騎で行けて、勝ち時計が 2:02.0 。後半千米が 59.4 、
上がりが 34.5 では、このメンバーで、後続が追いつくのは難しいですね。
本命のワンデイモアは、全くいいところなく惨敗。田辺騎手によると
「力の差が出た」ですが、そもそも1コーナーからの田辺は、何かヤル気
のない騎乗ぶり。馬以上に鞍上の問題だと思われます。
一番ソツのない騎乗だったのが、ルメール騎手のシュネルマイスター。
スローペースを読み切り2番手追走は良かったのですが、距離がギリギリ
だったのか、差す脚がありませんでした。
で、ダノンザキッド。全くいいところなくの、2歳王者の3着惨敗。
この馬、過去のレースでも、直線で追い出すとモタモタするところがある
のですが、今回はそれを心得ている川田騎手が、やや早めにゴーサインを
だしたのですが、反応無し。残り1Fあたりからエンジンがかかっても
時既に遅し。6週間でこの癖が直るのでしょうか。これでは本番は心許
ないですねぇ。
昨年は絶対王者がいましたが、今年の少なくても皐月賞戦線は混沌とし
てきました。今後、スプリングステークス、若葉Sに東上最終便となる
毎日杯次第ですが、現状では下克上、捲土重来、渾渾沌沌と何でもあり
の様相を呈してきたように思われます。