ＪＯＣ山下会長、理事の延期発言に
「極めて残念」
日本オリンピック委員会（ＪＯＣ）の山下泰裕会長は２０日、ＪＯＣ理事
でソウル五輪女子柔道銅メダリストの山口香氏が東京オリンピック（五輪）
を「延期すべき」と発言したことについて、「色々な意見があるのは当然
だが、ＪＯＣの中の人が、そういう発言をするのは極めて残念」と述べた。
聖火引き継ぎ式が行われた航空自衛隊松島基地（宮城県）で報道陣の質問
に答えた。
山口氏は１９日、朝日新聞の取材に応じ、新型コロナウイルスの感染拡大
を受け、東京五輪について「アスリートが十分に練習できていない状況で
の開催は、アスリートファーストではない。延期すべき」との考えを示した。
２７日のＪＯＣ理事会でも同様の趣旨の発言をする考えも明らかにしていた。
山口氏は「世界中で正常な生活が送れない状況がある中で、７月に開催し
て誰が喜ぶのか」と指摘。その上で「コロナウイルスとの戦いは戦争に例
えられているが、日本は負けると分かっていても反対できない空気がある。
ＪＯＣもアスリートも『延期の方が良いのでは』と言えない空気があるの
ではないか」と話していた。
世論調査では
・延期６３％
・中止 ９％
・予定通り開催２３％
で、圧倒的に延期・中止に傾いています。
そうですよね、各国でのオリンピック選考会すらままなら
ない中での、４か月後の開催は如何にも無理があります。
ＪＯＣもＩＯＣも頭にあるのが、五輪利権ですよね。
特に米国放送局・米国企業が払う莫大な放映権、広告宣伝費は、
ＩＯＣやＪＯＣにとっても貴重すぎるお金。もう、それが全て。
五輪の時期も秋、１０月くらいが季節的に望ましいものの、米国
プロバスケットなど、米国人に人気のある競技が始まってしま
うため中抜け的に７月～８月の、猛暑が分かっていながらの開催。
選手の体調なんぞ金の前では風前の灯火。
こんな金まみれのスポーツ大会なんて、止めちゃえば？
五輪の悪影響といえば、一例を挙げれば、大会期間中、首都高速
道路は規制がかかります。
日本経済の血管ともいえる物流に、甚大な悪影響を及ぼしますも
んね。 五輪開催って誰得？
