文大統領「香港や新疆、すべて中国の内政」
習主席に明言
韓国の文在寅ムンジェイン大統領が23日に訪中し、北京で習近平シー
ジンピン国家主席と会談した。中国側の発表によると、文氏は香港の抗
議運動について「中国の内政だ」と述べ、韓国政府として問題視しない
姿勢を明確にした。
中国外務省によれば、文氏は「香港や新疆ウイグル自治区に関わる問題
は、すべて中国の内政だと韓国側は認識している」と明言した。「中国
の内政」は、中国政府が香港などの問題で米国に反論する際に用いる言
葉だ。中国にとっては、米中が対立する問題で米国の同盟国から「中国
支持」の言質を取り付けたことになる。官製メディアは文氏の発言を一
斉に速報した。
会談で習氏は、米トランプ政権を念頭に「保護主義と一国主義が世界の
平和と安定を脅かしている」と訴え、協力を呼びかけた。
習氏には米韓の離間を図る思惑がある。中国は韓国に対し、米最新鋭ミ
サイル防衛システム「最終段階高高度地域防衛(THAAD=サード)」
の2017年の韓国配備を受けた観光などでの報復措置の一部を現在も
続けている。今後は文政権発足後初となる訪韓をカードに、韓国の更な
る取り込みを図るとみられる。
文氏はTHAAD問題を念頭に、中韓が「しばらく残念な関係が続いた」
と述べ、習氏に来年の早い時期の訪韓を求めた。
両首脳は緊張が高まる朝鮮半島情勢についても協議した。文氏は「現在
の状況は韓中だけでなく、北朝鮮のためにもならない」と述べ、米朝対
話の早期再開が必要との認識を示した。習氏は「中韓の立場は一致して
いる」と応じた。
これほどまでに、宗主国(中国)と属国(韓国)のあるべき姿を見る
のは、現代社会では極めて貴重なのではないかな。
しかし悲しいかな、朝鮮半島の対中国視はこれほどまでも属国魂なん
ですね。北朝鮮の金正恩閣下の場合は、中国コンプレックスを解消し
ようと躍起になっているだけで、早く核兵器を持って中国と対等の関
係になりたい、別に遙か彼方の米国など、本心ではどうでもいい。
そうですね、両国の根本にあるものは同じ。
しかし、米国連邦議会が幾度も東トルキスタンに対する横暴を止めろ
と怒っている最中にこの発言は ...。米国を怒らせる天才ですな。
流石は人権派弁護士出身のことはあります。因みに日本の人権派団体
も赤化国には甘いところがありますね。