安倍政権支持の理由

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安倍晋三首相の在任日数が28日、第1次内閣と合わせて1981日となり、
小泉純一郎首相を抜いて戦後第3位の長期政権になった。朝日新聞世論調査
では5割前後の支持率が続く。
「安倍1強」と言われる政権は、どのような支持の上に成り立っているのか。

 

朝日新聞が24〜25日に実施した緊急世論調査でも内閣支持率は47%になり、
ほとんど動かなかった。相次ぐ閣僚の失言、森友学園や加計(かけ)学園の問題
が噴出しても大きく崩れていない。
強さの背景には支持層の広がりがある。



2012年12月に政権に返り咲いた第2次以降の年代別支持率(平均)をみると、
20代が最も高い。
30代以降も若いほど高く、60代にかけて下がる「右肩下がり型」になっている。
小泉内閣以降の集計で、20代が最も高い内閣は初めてだ。安倍内閣も第1次では
20代が最も低い。高齢になるほど高い「右肩上がり型」で、今とは対照的だ。

 

「私たちは若い人たちに支持されている」。安倍首相も会合で述べている。
職業別でも、第1次より事務・技術職が15ポイント、製造・サービスなどの従事者
が12ポイント上がり、労働者層を引きつけた。自民党への支持が高い農林漁業者や
自営業者層に迫る水準だ。



歴代の自民党政権は、若い世代や労働者層の支持が他の層より低めだった。
なぜ支持が広がったのか。



埼玉大社会調査研究センター長の松本正生教授(政治意識論)は「先が見えない不安
のなかで、今の状況がこのまま続いてほしいという現状肯定感がある」と指摘する。
失業率が下がるなど、今の生活の安定が支持につながりやすい。



若い世代や労働者層は、09年の民主党への政権交代を支えた。だが、政権運営
混乱し期待通りの政策は実現しなかった。その反動が第2次安倍内閣の誕生につな
がり、第1次と第2次の支持基盤を変えた。



これまで、多くの政権が不祥事や政治の混乱で支持率を落としてきた。安倍内閣並み
に高い支持を得ていた小泉内閣でも、支持率の浮き沈みは激しかった。02年1月に
田中真紀子外相を更迭したときは支持率が20ポイント以上、下がった。だが、その
年の秋に小泉首相北朝鮮を電撃訪問し、支持率は急回復した。世論は敏感に評価を
変えていた。



第2次安倍内閣は当初、「アベノミクス」で経済重視を前面に打ち出し、支持を広げ
た。その後、安保法制で支持を下げることもあったが、過去の政権のような急落はない。
ここにも、2度の政権交代を経験した有権者の変化が垣間見える。東京大先端科学技術
研究センターの牧原出教授(政治学)は、今の支持率が「政権交代を意識した支持」
とみる。



「『安倍さんがダメ』なら『野党の内閣に代わる』というセットでみる。そこまで
でなければ、今の政治を否定しない。民間で言えば、多少の損失が出ても会社をつぶ
すわけにはいかないという状態に近い」それを裏づけるように、安倍内閣を「支持する」
人に、その理由を選択肢の中から選んでもらうと「他よりよさそう」が半数を占める。
「政策」の2割を引き離し、最も多い。



同様の支持理由を継続して聞いてきた共同通信の調査でも、当初は政策分野への期待が
多かったのに、15年から「ほかに適当な人がいない」が最多になった。政党支持率
みても、ライバルや受け皿の不在は明らかだ。自民の支持率は4割近くを推移し、民進
の支持率は1割に満たない。共産、自由、社民をあわせた野党4党でも1割程度だ。



ただ、無党派層も5割にのぼる。しかも無党派層で内閣を支持する人は2割強しかない。
多くが事実上、野党化している状況だ。「安倍1強」の陰で、安倍内閣に代わる受け皿
を待つ人たちもいる。


http://www.asahi.com/articles/ASK5V3PWRK5VULZU002.html


いいよなぁ、文系の大学教授って。
世間の常識からこれほど乖離した分析を公表しても定年まで安泰。
安倍首相の支持理由は朝日も認めるとおり、他の受け皿がないから、
ですよね。
それに20代はニュースをネットで見ます。
ネットではマスゴミの「報道しない自由」では決して見られないニュース
が見られます。 特に野党の醜聞とかね。
安倍さんダメ→野党に代わる、誰が考えてるのでしょうかwww、東大教授。
小西だ、後藤だ、逢坂だ、階猛だ、長妻だ、山尾だの数えてみれば
切りがないキチガイを沢山抱える民進党を筆頭とした野党には、
絶対に任せられないからだろ。