[天皇賞（秋）Ｇ１]
何と回顧してよいのやら。
ジャスタウェイが４馬身差の圧勝。
２着ジェンティルドンナ、３着エイシンフラッシュのＧ１馬を尻目に
直線で豪快に突き抜けました。
こんな結果、といいますか、ジャスタウェイのこの強さを予想した人は
神業とも言うべきでしょう。
しいて言うならば、負けたとはいえ３戦連続上がり最速です。
３２．７（東京1800） ３３．２（新潟1600） ３２．７（東京1800）です。
そして今回も上がり最速の３４．６（1000m通過 58.4）。唯一の３４秒台です。
私は馬も立派なら、鞍上の「福永騎手が勝利の女神から微笑まれている説」を
信じたいですね。 菊花賞に続き競馬界で最も権威のある天皇賞を
単勝１５．５倍の離れた５番人気の馬で勝つんですもんね。もう脱帽。
前後半が５８．４−５９．１平均ペースです。
どの馬も言い訳がきかないレースラップですね。
トウケイヘイローはやはり「Ｇ１は甘くない」なのでしょう。
1000m を 58.4 ならマイペースの部類。しかし相手はＧ１馬を始めとした
海千山千の馬達です。 素質があるのは認めるところですので、番手の競馬でも
力を発揮できるようにしなくてはなりません。
切れる脚がないので、それは出来ませんなら、シルポート型の玉砕的な逃げを
磨きをかけるもの手でしょう。
ジェントルドンナは先行するのは良しとしても、前半は掛かってましたね。
行きたがって行きたがって、久々の競馬で緊張感が高まったのでしょうか。
エイシンフラッシュは、ちょっとデムーロらしからぬ位置取りでしたかね。
本来なら５〜６番手での追走ですが、スタートは五分に出て、２コーナー
では５〜６番手にいましたが、バックストレッチで何故か下げてしまいます。
この２頭は自分の力を発揮したんだか、してないんだか…。
馬券はこの２頭を軸にした３連単なんですよね。
ジャスタウェイも３着なら、３連単的中だったのですが。
まさか、ジェンティルドンナとエイシンフラッシュの両馬を交わして
ゴールを突き抜ける馬はいないと考えてましたからね。
