既に織り込んでいるかと

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東証大引け、反落 バーナンキ講演控え手じまい売り
底堅さは保つ



10日の東京株式市場で日経平均株価は反落した。終値は前日比56円30銭(0.4%)安の
1万4416円60銭だった。前日に360円あまり上昇した反動に加え、米連邦準備理事会
FRB)のバーナンキ議長の講演を日本時間11日早朝に控えて持ち高をいったん
手じまう目的の売りが広がった。中国景気の先行き警戒感に加え、円相場が一時
1ドル=100円台前半まで上げ幅を拡大したのも重荷になった。
一方、前日の欧米株高が投資家心理の支えとなり、安値圏では自動車など主力株を中心に
押し目買いが入り、底堅さは保った。



この日の相場は不安定な値動きとなった。日経平均は反落して始まった後は下値の堅さに
着目した買いが主力株に入り、一時は1万4555円とほぼ1カ月ぶりに1万4500円台に乗せた。
米株式市場でダウ工業株30種平均が約2カ月ぶりに4日続伸するなど、欧米の株式相場が
上昇基調を続けていることが投資家心理の改善につながった。

 


一方、6月の中国の貿易統計で輸出が市場予想に反して前年同月比で減少したことなどから
中国景気の先行き不透明感が上値を抑えた。バーナンキ議長の講演や日銀の金融政策決定会合
結果発表を控えていることも持ち高調整の売りを誘った。
内閣府が発表した6月の消費動向調査で、一般世帯の消費者態度指数が6カ月ぶりに悪化した
ことも相場の重荷になり、日経平均は1万4287円と前日比の下げ幅を185円まで広げる場面があった。

 


東証株価指数(TOPIX)も反落した。業種別TOPIXは33業種中22業種が下落した。
非鉄金属」や「不動産業」「その他金融業」の下落が目立った。

 


東証1部の売買代金は概算で2兆2886億円、売買高は27億8293万株だった。
値下がり銘柄数は880、値上がり銘柄数は693、変わらずは142だった。
ファストリファナックなど値がさ株の一角が売られ、指数を押し下げた。
東電やアイフルなど値動きに着目した売買が中心の銘柄も下げた。
トヨタ、ホンダ、富士重など自動車株も軟調。三菱UFJや三井住友FGなど銀行株も大引け
かけて売りが優勢になった。一方、ソフトバンクやNTTドコモ、KDDIなど通信株は上昇。
JFEや新日鉄住金など鉄鋼株の一角も堅調だった。



→ http://www.nikkei.com/markets/kabu/summary.aspx?g=DGXNASS0ISS16_10072013000000


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バーナンキ議長の講演は、恐らく先般の講演やFOMCの内容と
そう違いはないはずです。
違いがあるとすれば、FOMC後の変化、アルコアから始まった
第二四半期の企業業績が底堅い傾向にあるとか、雇用統計が市場
予想を超えていて前2か月分も上方修正しましたから、このヘンで
量的金融緩和の年内の縮小、来年の時期を見ての終息をハッキリ言う
ことでしょうか。
別の見方をすれば、量的金融緩和の終息は、米国経済が堅調な証拠
でもあります。
米国株式市場は、量的金融緩和の縮小を既に織り込んでますので
そのヘンは余り心配はしていないのですが。