今上天皇陛下らしい心遣い

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両陛下「小規模、簡素に」 
火葬ご意向 宮内庁「新しい葬送」模索へ
 



天皇、皇后両陛下のご意向に沿い、土葬が慣例化していた天皇、皇后の埋葬方法を宮内庁が変更し、
社会で一般化している火葬を検討することになった。
同庁は、国民とともに歩まれる両陛下のお気持ちを尊重した、時代に合った「新しい葬送」のあり方
を模索する方針だ。


 
両陛下は、昭和天皇香淳皇后大正天皇貞明皇后が別々に埋葬されている武蔵陵墓地(東京都
八王子市)に埋葬される見通しとなっている。

 
武蔵陵墓地は約46万平方メートルの広大な面積だが、地形の制約があるため、立地上の条件を満た
した過去と同規模の陵(埋葬場所)を2カ所造るのは容易ではないとする意見もあった。

 
両陛下はご自身の陵について、規模を含め、可能な限り簡素なものとすることが望ましいと考えて
おられるという。火葬や合葬が実現すれば天皇・皇后陵の縮小につながり、総工費も大幅に減る。
「国民生活への影響の少ないものとするように」という、葬送についての両陛下のお考えとも一致する。

 
ただ、宮内庁幹部の中には「お立場にふさわしい儀式、陵のあり方は踏まえなければいけない」との
意見もあり、そのバランスも検討のポイントとなる。

 
宮内庁によると、室町時代中期以降、崩御した天皇は火葬されることが続いたが、承応3(1654)年
の第110代・後光明天皇以降は土葬されている。一方、皇族は火葬されている。


→ http://sankei.jp.msn.com/life/news/120427/imp12042700120000-n1.htm


今上天皇両陛下らしい、質素を良しとするお心遣いには、いたく
感銘させられます。
恐らく、昭和天皇崩御大喪の礼から埋葬までのことが頭の中に
強く印象づけられたのかもしれません。
崩御されるまで国中でマスコミを中心に自己規制が働き、大喪の礼
では世界中から元首が参列し、記帳場所は国民の長蛇の列になり、
やっと安らかに眠れる場所に辿りついた時には、さぞかし疲労困憊
だったのでしょう。
ここでは、土葬か火葬かが論点ですが、大喪の礼まで見直されるの
かもしれませんね。


http://www.youtube.com/watch?v=G8D15iezQQU:movie,w500